【チャリティ・イベント・レポ No.21】『2023ブラームス国際コンクール2位入賞 ウクライナのピアニスト緊急来日! ウクライナ支援チャリティコンサート』（日欧芸術文化振興会）
本日1月7日（日）は、2024年のチャリティイベント始めに行ってきました。
品川で開催されたウクライナ支援のチャリティコンサートです。
2023ブラームス国際コンクール2位入賞ウクライナのピアニスト緊急来日！
ウクライナ支援チャリティコンサート
2024年1月7日（日）13時開演
高輪プリンセスガルテン AMBIENTE
演奏：タチアナ・ドネツ（ピアニスト）
2023年ブラームス国際コンクール ピアノ部門で2位に入賞し、審査員特別賞を受け日本に招聘された、ウクライナのピアニスト タチアナ・ドネツの日本デビュー公演が開催されます。ウクライナへの支援のため、本公演の収益はウクライナ大使館を通して寄付いたします。
※チャリティコンサートは、12/22、25、1/6、7の計4日間、開催。
2024年1月6日(土)・7日(日)
ブラームス ピアノソナタ第1番
／J. Brahms Piano sonata No.1
シューベルト リスト編曲“水の上で歌う”
／Schubert Liszt “Auf wasser zu Singen”
ショパン 3つのマズルカから 作品6第1番、第2番 作品7第1番
／Chopin 3 Mazurkas Op.6 No.1 and No.2, Op.7 No.1
スコーレック（ウクライナ） “ボーレスク”
／Myroslav Skoryk（Ukraine） “Bur Lesque”
シューマン “アラベスク”作品18
／Schumann “Arabesque” Op.18
シューマン パガニーニ練習曲第2番“狩り”
／Schumann Paganini 2 Etudes Op.3 No2 “La chasse”
リスト ラ・カンパネラ（鐘）
／Liszt La Campanella
ウクライナ出身の24歳のピアニストのタチアナ・ドネツさんの演奏会です。
彼女は、ウクライナからイスラエルに音楽留学しています。
昨年2023年9月にオーストリアで開催されたブラームス国際コンクールに参加し、第2位となりました。特別賞を獲得し、指揮者の宮城敬雄の招待により東京でコンサートを行うことになりました。
本来は2024年夏頃に開催予定でした。
タチアナ・ドネツさんがブラームス国際コンクールが終わって、10月上旬にイスラエルに戻ろうとした矢先に、イスラエル・パレスチナ紛争が勃発し、イスラエルに戻ることが出来なくなってしまいました。その後、ヨーロッパの別の国で過ごしていましたが、ビザの関係でその国も出国しなければならなくなり、ウクライナに帰国することもできず、11月末に急遽、来日したそうです。そのため、この時期のコンサートの開催です。
そういったお話しを聞いた上でコンサートを聴くと、勝手に、タチアナ・ドネツさんに物語を投影してしまいますね。
コンサートは、最初の曲の「ブラームス ピアノソナタ第1番」のドラマチックな展開から、後半の軽やかな曲な静かな曲など、タチアナ・ドネツさんの演奏のいろいろな面を聴くことが出来、とても素晴らしい演奏でした。
さて、今回は、チャリティコンサートとして、ウクライナへの支援のために、公演の収益はウクライナ大使館を通して寄付されるそうです。
会場には募金箱も設置されていました。