
第45回『荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ』(国立新美術館)/Tokyo Friday Night Art Club
昨晩11月8日(金)は18時まで事務所で仕事をして、その後、六本木の国立新美術館へ。
東京藝術鑑賞金曜夜行俱楽部のツアーの44回目として、『荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ』を鑑賞。

18時30分から「作家によるペインティングス・アー・ポップスターズ展覧会ツアー」が開催されるということで、それにあわせて行ってきました。
ちょうど18時25分に会場に到着です。
しかも、この展覧会そのものが無料で、このツアーも無料です。
すごいです。
ツアーは、約30分の作家による即興的な展覧会のツアーです。
乗り降り自由。好きな時に参加して、好きなタイミングで離脱OKということで自由な感じです。ツアーが始まるまでは数人くらいしかいなかったのが、ツアーが始まると30,40人くらいの集団になっていました。


アーティストの荒川ナッシュさん自身が会場を案内しながら、作品のことや作家のこと、社会状況における作品の意味・意義について解説してくれて、かつ、一部の作品ではパーフォーマンス込みでの案内してくれました。
30分という短い時間でしたが、アーティストから直接作品の解説、そして本展覧会のコンセプトなどを解説してもらい、濃密な時間でした。


ツアー中、アート作品を装着できるということで、こちらの作品を着させてもらいました!
黄色の作品です。

荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ
Ei Arakawa-Nash: Paintings Are Popstars
2024年10月30日(水) ~ 2024年12月16日(月)
本展は、2000年代から国際展や美術館でパフォーマンス・アートを発表してきた米国在住のアーティスト、荒川ナッシュ医のアジア地域においては初めての美術館での個展です。荒川ナッシュはコラボレーションをアート活動の基本とし、一作家の個展でありながら、 彼に協力する多数の画家による絵画が2000㎡の会場内の9つのセクションに分かれて「登場」します。誰でも美術館の床に絵が描ける作品など、入場無料でどなたでも楽しめる本展は絵画とパフォーマンスの近しい関係を探る新しい試みとなるでしょう。
子ども、絵画、歴史、音楽、身体、会話、そしてユーモアがアンバランスに作用しあう荒川ナッシュの展覧会。「新美に来る観客と出会いたい」という荒川ナッシュは、「短くも親密な」展覧会ツアーも企画しています。国立新美術館においては2007年の開館以来初となるパフォーマンス・アーティストの個展をぜひご堪能ください。
今回は、その後、予定があったので、ツアーに参加して、会場内をぐるっと回っただけで、じっくり鑑賞しませんでしたが、企画展のコンセプトなどを体感することができました。
あらためて、じっくり鑑賞するのは決定ですね。


家族のあり方、子育てをしながらアーティスト活動を行っている女性アーティストのこと、LGBTQなどを、社会状況を映し出すアート、アートの中にある社会状況などをNPO的にも見逃せない作品がいろいろありました。
こういったアートを通じて、社会状況を伝える手法はやはり勉強すべきことがありますね。
これは、NPOのみなさんに、ぜひ行ってほしい展覧会でした。
あと、ツアーの中でも、荒川ナッシュさんご自身が解説してくれましたが、こちらの作品はとても気になりました。
出産カウントダウン!
アメリカのカリフォルニア州で卵子提供と代理出産を経て、2024年12月30日に双子の赤ちゃんを迎える予定の荒川ナッシュ。会場には出産予定日をお知らせするカウントダウン映像が設置されます。荒川ナッシュが考えるフェミニズムの観点から、「アート活動と子育ての両立」を主題としたセクションも準備しています。
すごく面白く、楽しく、学べる企画展です。
ぜひ、おすすめです。
無料というのも、気軽に何度でも足を運べるのがいいですね。
今回のツアー以外にも、いろいろなイベントが用意されています。
さて、今回のツアーで、東京藝術鑑賞金曜夜行俱楽部としては、企画展的には67回目です。
