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第30回『もじ イメージ Graphic 展』『ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸』(21_21 DESIGN SIGHT)『大名茶人 織田有楽斎』(サントリー美術館)/Tokyo Friday Night Art Club
昨日2月2日(金)は、六本木方面へ。
30回目の東京藝術鑑賞金曜夜行俱楽部のツアーです。
21_21 DESIGN SIGHTとサントリー美術館をはしごしてきました。
30回の記念なので、3つの企画展を一気に鑑賞しました。
企画展「もじ イメージ Graphic 展」
会期:2023年11月23日(木・祝) - 2024年3月10日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
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1990年代以降のグラフィックデザインを、日本語の文字とデザインの歴史を前提に紐解いていくという、企画展です。
サクッと鑑賞できると思って、気軽に行ってみたら、圧倒的な情報量の企画展でした!
心して行かないといけません。
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「展示の中心となるのは国内外54組のグラフィックデザイナーやアーティストによるプロジェクトの数々」ということで、デザイナーの方などをよく知っているわけではありませんが、なるほど刺激的な展示がいろいろありました。いくつかは知っているデザイナーやデザインもあり、懐かしいものもありました。
一気に作品を見ることができ、本当に日本語の文字のデザインの多様さを知ることができました。
ほんと、デザインだけを見ていると、圧倒されますね。
文字酔いしました!
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次は、お隣の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3へ。
ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸
会期:2024年1月19日(金)- 4月15日(月)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
金属加工職人であり、宝飾職人、哲学者、エンジニア、画家、そして彫刻家でもある現代アメリカのアーティスト、ダニエル・ブラッシュの企画展です。
ダニエル・ブラッシュの名前は、今回初めて知りました。
2022年にすでにお亡くなりになっていますが、すごくよい企画展でした。
彼の金属加工の作品やドローイングが飾られていましたが、今まで見たことがないような作品でした。
モネをイメージした金工芸の作品群が素晴らしい。
金属加工でこんな作品ができるなんて、ただただ感動しました。
ぜひ、多くの方に行っていただきたいですね。
ドローイングの作品も、素敵でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1706947291861-sNeXXHvcK9.jpg?width=1200)
最後は、東京ミッドタウンの建物に移動して、サントリー美術館へ。
四百年遠忌記念特別展
大名茶人 織田有楽斎
会期:2024年1月31日(水)~3月24日(日)
場所:サントリー美術館
漫画「へうげもの」ファンとして、織田有楽斎の企画展なんて、楽しみでなりませんでした。あと、三井記念美術館で織田有楽斎の茶室「如庵」の復元茶室をよく見ているので、その点からも興味津々でした。
この企画展で、織田有楽斎のことを詳しく知ることができ、とてもよかったです。
ちなみに、織田有楽斎は織田信長の弟で、武将として活躍し、後年は茶人として活躍していました。本能寺の変のあとは、豊臣秀吉や徳川家康に仕えたという人です。
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様々な茶道具を収集していた織田有楽斎の逸品をいろいろ見ることができ、面白かったです。もう、「へうげもの」の世界ですね。
ところで、展示の中で一番心に響いたのが、織田有楽斎の孫の織田三五郎(長好)の遺言状です。織田三五郎は結婚もせず、子どももおらず、養子も迎えずにいたので、自分が亡くなるときに、織田有楽斎から引き継いだ茶道具などを遺言状で形見分けしていました。
今でいう、お独り様の遺贈寄付ですね。
遺言状の展示と、現代語訳をしみじみと読んでしまいました。
今回のツアーで、東京藝術鑑賞金曜夜行俱楽部としては、企画展的には45個となりました!
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