【NPO書評】すべてのことはメッセージ 小説ユーミン
松任谷由実、もしくはユーミン。
もちろん、知っています。
ユーミンの曲も、テレビや街角で、あるいはカラオケボックスで聴いたことがあります。
最近、能登半島地震災害義援金となるチャリティ・シングル『acacia[アカシア] / 春よ、来い (Nina Kraviz Remix)』を発売したので、速攻でダウンロードしました。
https://tower.jp/article/news/2024/04/03/tg012
一昨年にデビュー50周年を迎えたユーミン。
たぶん、誰もが知っているシンガーソングライターです。
でも、ユーミンの半生について、ほとんど知らないので、オーディオブックのAudibleでたまたま見つけた、こちらの本を読んでみました。
すべてのことはメッセージ 小説ユーミン
2022/10/27
山内マリコ (著)
ユーミンが生まれた時から10代後半でデビューアルバム「ひこうき雲」を発売するまでの半生を小説にしたものです。著者がユーミンや多くの関係者にインタビューをしてまとめた、ノンフィクション小説です。
主人公の「ユーミン」の息吹が感じられる物語です。
どういった経緯で音楽を始めて、デビューをしたのかまったく知りませんでしたので、初めての話題ばかりでとても面白かったです。唯一はっきり知っていたのは、デビュー当時は「松任谷由実」ではなく「荒井由実」だったこと。なんとなく知っていたのは、八王子出身ということくらいでした。
ユーミンがどうなって、ユーミンが誕生したのか、すごく楽しめました。
本書は、ユーミンの小説でもあり、1960年代を10代で過ごした世代の音楽シーンに関する小説でした。グループサウンズからその後の若者音楽について、あらためてその流れを知ることができました。
ユーミン・ファンのNPO関係者のみなさん、まだ未読であればぜひどうぞ。