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【NPO書評】悪役は口に苦し

悪役は口に苦し
2024/8/19
八名 信夫 (著)

「まずい、もう一杯!」の青汁のCMで有名な、悪役商会の八名信夫さんの自伝&エッセイです。
たまたま、図書館の新着コーナーで見つけて読んだ本です。
手に取ってパラパラと目を通した時にボランティア活動のことがあって、興味を持ったものです。
八名信夫さんというと、上記のCMがとても印象的です。
そして、80,90年代の頃のテレビでは、悪役商会のみなさんがテレビで活躍されていたので、八名信夫さんもよくテレビで見ていました。

とはいえ、八名信夫さんのことはその経歴などはほとんど知らなかったので、とても興味深く読みました。
八名信夫さん、御年88歳なんですね。
元プロ野球選手ということは初めて知りました。
野球選手から一転、俳優を志し、主に映画で悪役を演じ、名を成していく八名信夫さん。そして、悪役仲間と一緒に悪役商会を作って、CMまで出演していく姿はかっこいいですね。20世紀後半の映画・テレビ業界の裏側を知ることができ、面白かったです。
悪役商会として、高齢者施設等の慰問活動などもされたり、義理人情を重んじる姿に共感です。

お年寄りと触れ合う機会があるNPO関係者のみなさんには、話題作りとして、ぜひお勧めしたい一冊です。


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