【NPO書評】俺たちの箱根駅伝 上
この本も売れているようですね。
オーディオブックのAudibleであったので、早速読んでみました。
池井戸潤さんの最新長編小説の舞台は「箱根駅伝」です。
小説は、最初にその世界観に入るまでちょっと時間がかかります。
でも、池井戸作品はすぐに没入できますね。
読み始めてすぐに池井戸ワールドに入っていました。
俺たちの箱根駅伝 上
2024/4/24
池井戸 潤 (著)
今回は上下巻の長編小説です。
なかなかの長さです。
箱根駅伝に出場する大学生パートと、それをテレビ中継するテレビ局パートの2部構成です。箱根駅伝の予選会から箱根駅伝当日までの流れに、大学生パートとテレビ局パートが入り混じった物語が進んでいきます。
働いている人であれば、企業としての職場の人間関係や権力争い的なところに共感を感じつつ、箱根駅伝を目指す大学生の努力と心の葛藤にも思わず、共感をしてしまいます。あるいは、大学駅伝部の監督のマネジメントに興味を持つかもしれません。
いろいろな立場で、興味関心を持つことができる物語です。
これを読むと、ますます箱根駅伝に興味を持ってしまいますね。
大学の駅伝部のことも、テレビ中継のことも、その裏側を人間模様とあわせて、読ませますね。すごく面白いです。
これは、来年の箱根駅伝の中継が今から楽しみになってしまいました。
上巻は、予選会から箱根駅伝の当日出走前までの話です。
箱根駅伝の出走選手を発表する場面は胸が熱くなりますね。
下巻で箱根駅伝が始まるのが今から楽しみです。