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【NPO書評】もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。

エッセイストの松浦弥太郎さんの書籍です。
オーディオブックAudibleで見つけて、読んでみました(聴いてみました)。

松浦弥太郎さんの文章をそれほど多く読んでいるわけではありませんが、いくつか読んだり、インタビュー記事を読んだりしました。すごく自然体で生きているという印象を受けていました。

でも、この本を読んで、結構、泥臭く、努力をされてきたということがよくわかりました。18歳で渡米して、自らのキャリアを築き上げていく体験を踏まえて、若い頃の努力や仕事の工夫などについて語っています。本書は40代後半で書かれたものですが、バリバリ仕事をしている年代から見て、若い頃から取り組んでおくことや心構えなどが紹介されています。
少し前に明治の実業家(渋沢栄一など)による人生訓・処世術の本を読みましたが、平成の人生訓・処世術という感じでした。若者向けに、立身出世を語っている本です。

想像以上に、いい意味で、ギラギラしている松浦弥太郎さんに出会うことができました。

もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。

 
2016/3/18
松浦 弥太郎 (著)

さて、本書は若者向けに書かれた本ですが、著者の松浦弥太郎さんが実践している社会の見方やコミュニケーション術について、いろいろな世代にも参考になる内容でした。
松浦さんの社会の捉え方は、なるほどと、やはり勉強になりますね。
一方で、自分が若者にこういうことを伝えるのであれば・・・、なども考えてしまいます。ちゃんと、自分の仕事や生き方を棚卸しをして、語られるようにしておくことも必要だなと痛感しました。

若者世代のNPO関係者のみなさん、興味があればぜひご覧ください。


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