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【NPO書評】僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き】

僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方
2024/12/12
ひろゆき(西村博之) (著)

ひろゆきさんの本を初めて読みました。
ちなみに、こちらの本は、印税の一部が認定NPO法人カタリバに寄付され、教育支援や被災地支援に役立てられるとのことです。

すごくとがった話になるのかと思っていましたが、とてもまっとうな持論の展開でした。
国内の教育やキャリアの状況を分析しつつ、海外の状況を踏まえて、その上で、2035年の働き方を想定してのキャリア論です。
複数の選択肢を示しつつ、その人の価値観によって選ぶべき道があるという話の展開がよかったです。一方的に一つの論を展開するような内容かなと思っていましたが、そんなことはなく、若い人にとって、自分が何を大事にしているのかを整理しながら読むことができそうです。
その中で、2025年の未来予想だけではなく、ご自身の半生を振り返って、自分なりのキャリアの考え方を作って実践していった話も含まれており、ひろゆきさんの人生を知ることができ、それも面白かったです。
その上で、「食える大人」の最強のカードは「英会話」+「大卒資格」だったという持論を展開していきます。この点は、自身の半生と、ワールドワイドで考えた時のキャリア論ということで説得力がありますね。
そして、「日本人が海外で働く」超実践的な方法が紹介されていますので、具体的に実践できそうな内容になっています。

今の若者文化、空気感を知るという意味でも参考になると思います。
若者支援をしているNPOの方は読んでおくと、参考になると思います。


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