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【NPO書評】デザインにできないこと
デザインにできないこと
2024/11/20
シルビオ・ロルッソ (著), 牧尾 晴喜 (翻訳)
今回の本はたまたま図書館の新着本コーナーで見つけて読みました。
なかなか難解な本でした。
著者はポルトガルで活動をしている作家、アーティスト、デザイナーで、大学でも教えている方だそうです。
デザインに関するノウハウ本や事例集ではなく、デザインに関する思想の本です。
いろいろな方面でデザインが万能のように思われている中で、デザインの限界、もしくはデザインを仕事にしている人の大変さを解説している本です。
Amazonのページでは、「デザインに蔓延する〈幻想〉と〈幻滅〉を解きほぐす歴史的調査:デザインは「再発明」されたのか?──デザインスタディーズ界隈で大きな話題をさらった書、待望の邦訳。」と紹介されています。
デザインに関する歴史や思想、背景、業界の動向などの知識がないので、本書を読みこなすのは難しかったです。ただ、デザイン業界の表と裏を垣間見ることができました。
デザイン好きのNPOのみなさん、こういう本もいかがでしょうか。