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第41回『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』『開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ』『MOTコレクション竹林之七妍特集展示 野村和弘Eye to Eye—見ること』(東京都現代美術館)/Tokyo Friday Night Art Club

先日8月23日(金)は、仕事を終えて清澄白河へ。
東京都現代美術館に行ってきました。
事務所からは若干遠く、かつ事務所スタートもちょっと遅れてしまったので、移動40分で18時に美術館到着です。
東京藝術鑑賞金曜夜行俱楽部のツアーの41回目でした。

東京都のサマーナイトミュージアムということで、夜間開館が1時間延長され、21時まで開館しています。
これは嬉しいですね。
東京都現代美術館で開催される3つの企画展を一気見しました。
ただ、3時間では全然時間が足りませんでした。。。

日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション
2024年8月3日(土)- 11月10日(日)

現代アートの著名コレクターである高橋龍太郎さんのコレクションを一気に鑑賞できるものです。
高橋龍太郎コレクションは部分的に何度か見たことがありますが、今回は初期に収集したものから最近収集したものまで、いろいろな現代アーティストの作品を見ることができました。まさに、日本の現代アートの歴史を見るような構成です。
作家数では115組の作家の代表作を見ることができます。
すごく興奮しました。

特に、ここ数年で収集した2010年代以降に登場した若手アーティストの作品をいろいろ見ることができ、とても面白かったです。
アートの拡張を実感することができました。

ただ、今回は3時間で3つの企画展を鑑賞する予定だったので、じっくり見ることができませんでした。もう1回、鑑賞に行きたいですね。

ちなみに、高橋龍太郎さんは精神科医のお医者さんです。
デイケアの取り組みも早い時期から実践されていたそうです。
会場で、高橋龍太郎さんの経歴・年表を詳しく紹介する展示もあり、初めて、アートコレクター以外の側面も詳しく知ることができました。
アートだけではなく、メンタルヘルスに関する著書なども結構出版されているんですね。ますます、興味も持ちました。

Chim↑Pomの作品の中でも、大好きな「気合い100連発」もあって、テンションがあがりました。

開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ
2024年8月3日(土)- 11月10日(日)

2つ目は、こちらの企画展です。

アーティストの開発好明さんのお名前は、今回、初めてお名前と作品を認識しました。
すごいアーティストですね。
NPOに近い人だなと思いました。

アート作品というか、アートプロジェクトが、まさに市民参加型になっています。
会場でも、鑑賞者ではなく、参加者になることが求められています。
参加型の作品がたくさんあります。
また、過去の作品の紹介でも、一般市民が参加している様子が展示されていました。

上の写真との違いが、山田の参加の跡です(右下に注目)

2001年3月9日からはじまったアートの記念日「サンキューアートの日」が気になります。

こでは、NPO関係者のみなさんには、ぜひ、行ってほしい展覧会でした。
こちらも、一つ一つ、じっくり鑑賞&参加すると時間がかかるので、ご注意を。

MOTコレクション
竹林之七妍
特集展示 野村和弘
Eye to Eye—見ること
2024年8月3日(土)- 11月10日(日)

「竹林之七妍(ちくりんのしちけん)」と題し、新収蔵作品を中心に7人の女性作家に焦点を当てた企画展でした。
展示されている作家は主に昭和に活躍された方、昭和から現在まで活躍されている現役の方でした。
初めて知った作家ばかりでしたが、こういう切り口で紹介されると、まだまだ知らない作家はたくさんいらっしゃいますね。
とても面白かったです。

野村和弘さんの特集展示は、初期作品から近作まで、いろいろ紹介されていました。
久しぶりに、ボタン投げをしましたが、やっぱり難しいですね。

「Eye to Eye—見ること」は、前回訪問した時から展示されているものでした。

さて、今回のツアーで、東京藝術鑑賞金曜夜行俱楽部としては、3つの企画展で、企画展的には63回目です。


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