【NPO書評】対話する社会へ (岩波新書)
とあるオンラインサロンの課題図書として教えてもらい、読んだ本です。
大学の先生が執筆した本ですが、「対話」に関する専門書ではなく、著者が体験した「対話」の現場、あるいは「対話」がなかった現場について、語っているものです。
なので、「対話」によるいろんなケーススタディを知ることができます。
対話する社会へ (岩波新書)
2017/1/21
暉峻 淑子 (著)
これを読めばすぐに対話がうまくなるというものではなく、対話とは何か、対話から何が生まれるのか、対話の価値や意義について、考えさせる一冊です。
最近は、SNSなどによって、コミュニケーションも瞬発力が求められますが、本書を読むと、対話の積み重ねによる持続力のあるコミュニケーションの重要性を痛感します。
あらためて、自団体のNPO活動における「対話」の必要性を考えることも大事ですね。
気になった方は、ぜひお勧めします。
事例豊富なので、そういった事例をパラパラ読むだけでも、なるほどと勉強になります。
著者は、NPO法人国際市民ネットワークの代表もされているので、NPO,市民活動の視点も交えた内容になっていますので、参考になります。