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原点に立ち返る!入社3年目で問う"働く時間の真価"
どうも。ヌーラボの原田(@yasuhirox)です。ビジネスグロース部を率いている者です。
ヌーラボに入社してから、あっという間に3年が経ちました。2022年2月に入社して以来、日々新しい挑戦と発見に満ちた時間を過ごしております。
その中で、常に大切にしているのは「原点に立ち返る」姿勢です。
毎年、新たな気持ちで取り組むことで、過去の経験を礎にしながらも柔軟に前進していく感覚を持ち続けているつもりです。
ということで、先日、このようなポストをしました。JBUG福岡での学びになるわけですが、そこでもあらためて原点に立ち返ることができたわけです。
JBUG福岡に参加して、チームワークマネジメントについて思ったことがあったのでブログへのメモがてら書きます。…
— 原田 泰裕 | ヌーラボ (@yasuhirox) February 8, 2025
ということで、今日は入社3年目の思いなど綴らせてもらおうかな。
確定した未来と働き方の矛盾
「日本の労働環境は、このままで本当に持ちこたえられるのか?」
日本社会では、人口減少が確定していて、これは避けられない未来です。それにもかかわらず、いまだに多くの企業では「人手でなんとかする」という働き方が続いているように感じます。
人手が減少する一方で、人手に依存する働き方が変わらなければ、現場の負担はますます増えて疲弊してしまうでしょう。個人にかかる負担も増えて、長時間労働やストレスの増加につながってしまいます。
これが「持続可能な働き方」とは言えるのでしょうか。
前職を辞めるときに心の奥底に抱えていた想いがあります。
オフラインからオンラインへと変わる働き方の中で、従来の8時間労働についても見直す必要性を感じるようになりました。
日本の人口減少という深刻な社会問題を背景に、この働く8時間をより明るい未来へと変革していくべきだと、強い思いを抱いています。
退職時のブログにも書かれているように「働く8時間をより明るくしたい」というものです。
もともと私はBtoCの世界で長らくマーケティングに携わっていました。その現場では、テクノロジーの力によって人々の自由な時間がどんどん便利で豊かなものになっており、スマートフォンひとつで映画を観たり、食事を注文したり、誰かとつながったりすることが当たり前になっています。
一方で、働く時間、すなわち業務時間に目を向けると、かつての慣習に囚われたままの働き方が根強く残っている現実に、大きな違和感を覚えました。効率化のためのツールは数多く登場しているものの、組織全体の働き方や業務プロセスが根本的に改善されず、結果として一人ひとりにかかる負担が増大している状況です。
むしろ、タスクは増え続け、管理が複雑になることでプレッシャーが増し、働く時間の価値が損なわれていると感じていました。
このギャップに対して、私は「なぜ働く時間(BtoBの世界)は変化しないのか?なぜ働くこと自体をもっと楽しくできないのか?」という問いに真剣に向き合うようになりました。
めっちゃ嘘っぽけど、これ本当なんですよね。
BtoBで実現する働く環境の変革
これまでの業務経験を通じて、多くの企業の課題や市場の変化を目の当たりにしてまいりました。その中で、ふと次のような疑問が浮かびました。
「日本社会の課題を本当に解決するためには、BtoCではなくBtoBの方が重要ではないか?」と……。本当にマイクロソフトの製品で仕事はハッピーになるのか!?と思い始めたわけです。
もちろん、生活をより便利にすることも大切ですが、それ以上に「働く環境を変革すること」こそが、未来の日本を支える鍵になるのかなと当時は強く思いました。
人口減少が進む中、働く人々の数は減少の一途をたどっているにもかかわらず、現状の労働環境は依然として個々に頼って負担は増えるばかりです。その結果、企業が持続的な成長を遂げることも難しくなっているように感じます。
このような状況を本気で変えようと考えたとき、まず「働き方そのものの進化」に取り組む必要があると確信しました。当時だとDXがそれに近かったのかもしれません。
そして、その解決策のひとつとして、ソフトウェアの活用があると考えました。「働く時間をより価値あるものに変えるためには、ソフトウェアの力を活用できるはずだ」との思いから、BtoB SaaSの世界に足を踏み入れる決意をいたしました。
では、なぜヌーラボを選んだのでしょうか?
もともとBacklogを10年以上にわたって使っていましたし、またCacooもWebディレクター時代は活用していました。そのため、ヌーラボの存在には以前から親しみを感じていたという部分はあります。
それ以上に、心を動かしたのは、「働くを楽しくするツール」という思想のもとプロダクトが作られている点。そして、Backlogが単なるプロジェクト管理ツールに留まらず、「チームの働き方そのものを変革する可能性」を秘めていると実感した点です。
この辺は、以前私を引っ張ってくれた人事の方にしか話していないかもしれません。(あやたんにはホント感謝しかない)
Backlogは「プロジェクト・タスクを効率的に管理する」だけでなく、「チーム全体の力を最大限に引き出す仕組み」を構築することができるのではないかと。
そして、ヌーラボであれば、私が目指す「働く環境の根本的な改善」に取り組むことができるのではないかと思い、ヌーラボに飛び込む決断をした次第です。
チームワークマネジメントで社会課題に立ち向かう
そんな想いを抱いてヌーラボに入社し、3年が経過しました。昨年はチームワークマネジメントに関する取り組みを積極的に発信し、多くのメディアにも取り上げていただく機会に恵まれました。このコンテンツは擦り続けます!
さて、こうした経験を通じ、働く環境の変化に伴う新たな課題と可能性を改めて実感した次第です。
労働人口が減少する現代で、業務委託や副業、フリーランスといった多様な働き方が急速に広がっています。その結果、従来のように同じ組織で長期間働く環境が希薄になっており、プロジェクト単位で異なるバックグラウンドを持つメンバーが集いチームを作っています。
こうした中で、チーム全体としての連携や一体感、そして互いの強みを最大限に発揮できる環境作りが、これまで以上に重要になってきているわけです。
「働く8時間をより明るくしたい」
この思いが根本にある中で、チームワークマネジメントを発信させていただくのは感慨深く、プロダクトを想起する“入り口”を、ビジネスグロース部のチームメンバーと共に挑戦できることに大きな喜びを感じています。
そんな中、各メンバーが円滑にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことにより、明確な役割分担と責任の共有が可能となり、チームが一丸となって課題に取り組めているのかなと想う部分があります。
自ら発信している「チームワークマネジメント」について、改めて組織全体のパフォーマンス向上に繋がっていると感じますし、変化する働き方に柔軟に対応するための大きな一歩となっているなと実感しています。
おわりに
さて、3年目を迎えた決意というかなんというか、先日、自分自身の働き方について改めて考える機会がありました。
そこで、「やばい!自分の働く8時間はどうなっている!?」という衝撃的なことに気づいてしまったのです。
理想的には、1日8時間の仕事、8時間の睡眠、そして8時間の自由な時間というバランスがあり、すべてが充実していなければいけません。
しかし、現実には、仕事の時間は義務感やプレッシャーと結びつき、今年に入ってからは思うように楽しめないことが多いと感じています。そんな中で、どうすればこの「働く時間」の価値を本来の意味で引き出せるのか?
この状況を変えるために、まずは自分自身が働く時間をもっとポジティブに変革しまければいけません。
これは永遠のテーマなのかもしれませんが……
自分自身が楽しく、前向きに働くことで、そのエネルギーが周囲へと波及していきます。そうすることで、チーム全体の雰囲気も自然と明るく、ハッピーになっていくはずと信じております。
「ごきげんでいる」って本当に大事なんですよね!ってことで、今回はこの辺で締めさせていただきます。最後まで読んでいただに、ありがとうございました。