どうすれば素敵な人と出会えるのか?その3
「どうすれば素敵な人と出会えるのか?」シリーズ、これでラストです!
アメリカのオンラインで講演を配信しているTED Talksの「愛を語る数学/ハンナ・フライ」を紹介します。
この動画では「どうすれば素敵な人と出会えるのか?」を数学で証明しながら科学的に説明してくれています。とても興味深い動画なのでぜひご覧ください。
この動画では愛の秘訣を3つ述べているので要約をお伝えします。
①オンラインデート必勝法
オンラインデートサイト、日本ではマッチングアプリといったほうがしっくりくると思いますが、どうすれば好みの人とマッチングできるのかという話です。
まず勘違いされがちなのが、容姿の良い人がうまくいく、ということです。
たしかに容姿の良い人は人気があります。ただし、同じくらいの容姿の良さでも人気の人とそうでない人がいます。つまり、容姿というのは参考値ではあるけど決定的な要素ではないということです。
なぜか?
それは人によって好みの容姿というのは分かれるからです。
自分にとってすごく魅力的と感じる人が、他人にとっても魅力的と感じるとは限りません。この個人によるゆらぎが重要です。
街中を歩いていても、なんでこんな美女があんな冴えない見た目の男とカップルなんだと感じることはあると思います。でも、その美女にとってはその男性をカッコ良いと思っているのです。
つまり自分の魅力を認めてくれる人がいる限り他の人には魅力なしと思われた方がうまくいくのです。
マッチングアプリに載せる写真を選ぶとき人は魅力がないと思われそうなことをできるだけ隠そうとします。典型的な例は肥満気味の人が意図的に体型を隠すよう写真に修正を加えたり、ハゲている人が帽子をかぶっている写真を選んだりするようなものです。
でも、もし成功したければこれと逆のことをすべきです。つまりたとえ魅力的でないと考える人がいたとしても他の人と違うところをアピールすべきです。
自分が隠したい、恥ずかしい思ってるところをオープンにさらけ出せってことですね。
お笑い芸人の戦略と同じですね。ハゲや肥満を隠さずにネタにする。そうすることで笑いを取りながらモテる。容姿に自信がない人はお笑い芸人を参考にすべきです。
②完ぺきなパートナーの見つけ方
理想の人とどうやって出会えば良いのか。
結論は理想の人とは出会えません。でも最適な人を選ぶことはできるんです。
ハンナ・フライは「最適停止理論」というものを紹介しています。
やり方は簡単で、デート相手の候補リストにいる最初の37%は真剣な結婚相手としては全員お断りするのです。そのあとそれまでに会った誰よりも「良い」と最初に感じた人を選ぶのです。
引用元:https://www.ted.com/talks/hannah_fry_the_mathematics_of_love?language=ja#t-533469
これに従えば数学的裏付けをもって完ぺきなパートナーを見つける確率を最大化する最良の方法を実践できるそうです。
リスクはあります。最初の37%に完璧に理想の人がいた。最初の37%の人が異常につまらなくて最悪だった場合です。なので37%の線引きをどこでするかは冷静に判断しないとですね。
この方法に100%の成功率は期待できません。でも これより良い戦略などないそうです。
実際、野生界ではある魚はこれと全く同じ戦略を実践しているそうです。その魚は交配期に現れた求愛者の最初の37%を拒否し次に出会うこれまでのどの魚よりもより大きく たくましい魚を選ぶのです。人間も無意識のうちに
これをしていると思います。
③離婚の回避法
アメリカでは 結婚したカップルの2組に1組は離婚します。日本でも3組に1組は離婚しています。僕も離婚しています(笑)
では、離婚を回避して、パートナーと永く共にいるためにはどうすれば良いのか?
これも数学的な研究から心理学者のジョン・ゴットマンが明らかにしています。
ゴットマンは数百のカップルを対象に会話を観察し考え得るあらゆることを記録しました。どんな会話が交わされているかを記録し、皮膚コンダクタンス反応も記録し、顔の表情も心拍数、血圧も記録しました。
ゴットマンのチームが導いた結論によれば、あるカップルが離婚するか予測をする上で最も重要な因子の一つは会話中の二人がどれだけポジティブかネガティブかです。
リスクがとても低いとされたカップルはゴットマンの基準ではネガティブよりポジティブの要素が多かったのです。関係がこじれている場合、つまり離婚に向かうであろう人たちは会話中に気持ちがネガティブになっているのです。
引用元:https://www.ted.com/talks/hannah_fry_the_mathematics_of_love?language=ja#t-533469
2人の関係性を数式で表すとこうなるようです。うーん、まったくわかりません(笑)
これらの式はその人が一人でいるときの機嫌とパートナーと一緒にいるときの機嫌で変わりますが、最も重要なのは夫妻がどれだけお互いに影響し合うかです。
この等式で重要なことは人々が互いに与え合う影響、特に「ネガティブのしきい値」と呼ばれるものです。ネガティブのしきい値、これは夫がどこまで悪さをしたら妻がキレてしまうか臨界点のようなものです。
僕は良い結婚とはお互いが相互理解して、歩み寄る関係が理想だと思ってました。つまり、ネガティブのしきい値が高いほどうまくいくと思ってました。
しかし!!
研究チームが導き出した答えはまったく逆でした!
つまり、うまくいってるカップルはネガティブのしきい値が非常に低いのです。
これらのカップルは何事も気づかないふりはせずお互いに不平不満を言えるようにしています。さらに常に関係を修復しようとしていて結婚生活の先行きをかなりポジティブに捉えています。
怒りをためこんではいけないとうことですね。
僕が離婚した原因がわかりました。。。
これからは最適停止理論とネガティブのしきい値を低くして素敵なパートナーをつくります。
3つの学びを生かして素敵なパートナーをつくりましょう!