中小企業診断士理論政策更新研修の受講しました
中小企業診断士の更新要件として「新しい知識の補充に関する要件」として、5年間で4時間の研修を5回受ける必要があります。
以前の研修は、4時間の睡魔との戦いという苦行を強いられるものでした。近年は、面白い内容の講義が増えているように思います。みなさん努力してコンテンツを作っているのだと思います。
さらに、最近はオンライン受講が可能になったので、わざわざ会場まで出向く必要もないので時間の節約になります。ただし、真面目に受講しているかチェックされているので気は抜けないようになっています。
個人的にはもうちょっと建て付けの部分は工夫してもいいのかな、と思います。例えば、1日4時間ぶっ通しの講義が本当に知識の補充として有意義なのか、とか。まぁ、お役人さんへの報告もあるので変更はそう簡単なことではないのでしょう。
民間の研修機関も参画しているのでもしかするとそこでは色々バリエーションあるかもしれません。
研修は2つのセッションから構成されておいます。
1つ目は、中小企業施策についての講義です。これは、理論研修のお決まりパターンで本年度の中小企業白書の内容や最近の支援施策についての説明という内容になっています。
日本は、労働者一人当たりの付加価値額がOECD38カ国中27位と低く、特に中小企業が低いことから、設備投資や事業の再構築(新規事業)への助成を行っています。また、新規開業や輸出拡大へ向けた施策も揃えています。
2つ目のテーマはバリエーションがあるのです、今回は生産性向上支援ということっで、DXと生成AIについての講義でした。
DXにITリテラシーについての重要性や製造業のDIY(自作)の取組事例など、実践的な内容でした。
生成AIは、最近の関心トピックということで、情報漏洩とか著作権への心配等々で、日本はあまり業務への採用が進んでいませんが、すぐに使い道はなくても慣れておく意味で触っておくのは必要だと感じました。
私は、チャットGPTとか使ってしまうとハマってしまいそうなのであえて距離を置こうとしてきましたが、ちょっとづつ触れてみる気になりました。
今回の研修は自分自身でも深掘りしようと思わさせられる内容で良かったと思っています。