【楽曲解説】彗星のあしあと
ワンダーフォーゲルができた頃、そろそろシープとしてミニアルバム形態の音源でも出そうという話が上がった。
自分が曲を書いてなかった前体制の曲は入れたくない、という気持ちから収録曲は自ずと固まったけど...
オープニングにふさわしい曲がなかった。
今もまた然りだけど、「こういう曲ないから欲しい」が動機でシープの曲は生まれやすいけどその初回が「彗星のあしあと」だった気がする。
イメージとしては新体制シープとしての「夜明け」。
コスモナウトが文字通り宇宙飛行士って言葉が曲名になってたのもあって星要素をそこにプラス。
この曲が一曲目に「コンセプトの提示」としてあった上でアルバムのラストの曲が「コスモナウト」っていう曲順にもちゃんと意味はあったのです。
彗星が尾を残して軌道を描くように、これから先歩んでいく道のりへ思いを馳せる。
という思いから曲名も名付けたっけ。
当たり前だけどバンドが歩みを続けていく為には見つけてくれる誰か、が必要不可欠なわけで。
そんな誰かといずれ離れることになったとしても、その見つけた歌が変わることない標として互いに刻まれることを願って。
歌詞の一言一言も気持ちを込めて書いた。
これまでのドン底な感じから一変して、自分の本当に伝えたいメッセージの根底が一つ見えたような思い出深い曲。
そしてここで見えた自分の答え、は次作「carpe diem」に色濃く繋がっていくことに...
ミニアルバムのリリースイベントでだけ披露した特殊入場SE〜セトリ一曲目に「彗星のあしあと」の流れはもっとやっておけばよかったという後悔。一回きりの伝説の回。
それでは、また次回。
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