見出し画像

両親とのLINEグループに2年間写真をアップし続けた結果

どちらかというと、親に愛想ない私

大学卒業と同時に家を出て、就職先の赴任地である大阪へ。大した覚悟もなく実家を出て、会社の寮に入ったきり、一人暮らししたり結婚したりベトナムに駐在したりして、そのまま実家へ帰ることなく今に至る。まあ、一般的かもしれないが、まさかあれが実家に住む最後とも思ってなかった。そういう意味では、両親としっかりお別れした記憶もない。

今、二人の子どもと共に暮らす日々の中で、上の子が後5年ほどで家から去っていくイメージな訳で、なかなかにあっという間な感じもするし、「いや待て、寂しいだろ!」という気もするわけです。

そこで親孝行(というか罪滅ぼし笑)の一環で、取り組んだこと

1.両親と旅行

で、ろくに両親へ温かい言葉も態度もプレゼントも何もした記憶のない私からすると、だんだんと年老いてゆく二人を見て、「なんかせなあかん!」となり、二人がこの世を去る前に後悔がないように(お互いにな)、やれることをしてこうとなりました。例えばこちら。

2.毎週写真をLINEグループにアップ

毎週月曜に、ただただ写真をアルバムにアップする。大したコメントもつけずに。これは結構好評でおすすめ。孫の写真とか喜ぶよな。ひょっとしたら、アラフィフの私の旅写真とかも、旅行気分でよいかもな。なんて思いながら、黙々とアップし続けた。

写真投稿の効果

やってみて感じた効果を以下に挙げてみます。

  1. 親との絆の強化

    • 写真を通じて定期的に近況を共有することで、離れていても深い絆を感じられる(両親は安心感や満足感を得た様子)

    • 共通の話題が生まれるため、会話(文字だけどな)が自然と生まれ、疎遠になりにくくなる

  2. 孤独感の軽減

    • 高齢者にとっては、家族との接触が少ないと孤独感が増すリスクがあるが、写真が届くことで、つながりを感じ、孤独感が軽減されそう

    • 生活に変化が少ない中、新しい刺激を受けることができる(アフリカとかインドとか石見銀山とか)

  3. 親孝行の実感

    • 親孝行をしたいという気持ちを継続的に形にしていることは、自身の満足感にもつながる(俺、ちゃんと愛を伝えている!)

    • 親への感謝や愛情を具体的な行動で示していることで、自分の行動に対して充実感を感じる(継続も自信になる)

  4. 技術の習熟とコミュニケーションの維持

    • 両親のデジタル技術への習熟が多少進む(情弱の緩和)

    • 他の家族や友人ともコミュニケーションを図る力が増す(はず)

  5. 思い出が貯まる

    • 写真のアーカイブが増えることで、後々家族みんなにとって貴重な記録となる(動画も)

とはいえ、大変なことも

  1. プレッシャーを感じる

    • 毎週という頻度は、長期的に続けるとプレッシャーを感じる(かも)

    • 忙しい時や新しい写真がないときに義務感が生じ、負担になる可能性

  2. 親の過剰な依存可能性

    • 両親がこの交流に大きな価値を見出し過ぎると、逆に他の交流の機会を見失い、過度に依存する可能性も(いや、ないな笑)

    • LINEでの連絡が途絶えるだけで不安を感じるかも(いや、ないな笑)

  3. プライバシーの解放上限

    • 自分の日常をどこまで親に共有するかプライバシーと親孝行のバランスが課題になることも(あるから自主的に検閲している)

  4. コミュニケーションの種類がLINE一本になるリスク

    • 写真の送付がルーティン化すると、これだけのやり取りになる(とはいえそれまで他にやってないからこの分純増)

ちなみに、LINEグループのアルバムは100が上限

まぁ、無料だしな。いずれそんな日が来る気がしたよ。100ということは、年間52週だから、2年くらいか。一旦、最後のアルバムに写真を足し続けてみる。また先のことは先で考えよう。

(ご参考)親がつけてくるコメント例

なんというか、一応、何かしらコメントはつけてくれます笑。

・すごい近くに🦁アフリカにはいろんな動物がいますね
・アフリカの自然キレイですね😃
・前回はインド、今回はアフリカ 父母は驚いています
・たくさんの写真ありがとう。楽しく見させてもらいました
・あまりにも活動的で思考が追いつけません

親とのLINEグループ
しまうまとか

まあ、総じてやってみて良かったです。親も実際に喜んでくれるし、自分なりに与えられるものがあるし。無理せず自分のペースでやることと、リアルをミックスすることが、いい感じと思う。

良かったら、試してみて!割と喜ばれるから(別に喜ばれなくてもいいんだよ!)

いいなと思ったら応援しよう!