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【キャリア】明星大学の学生向けに講義をして感じたこと

八王子の健やかな空気を吸いに

モノレールに乗って、明星大学へ。平塚教授の依頼で、明星大学の学生向けに、キャリアの講義をしました。

テーマはトランジション

ちなみに、私の履歴書はまぁまぁ汚れています。起業と転職を繰りかえした結果、結構雇う側は困るだろうなぁというキャリアです(その予定はないけど)。

一方で、経験の幅は広く、いわゆる大企業からベンチャー(後に上場)企業の規模感と、日本国内からベトナム・シンガポールといった文化の違いと、管理職と兵卒と、雇われる側から雇う側という雇用形態まで、その振れ幅と経験の広さは自信あります。

そこに至る経緯で、希望と絶望、高揚と発狂、楽観と葛藤みたいな経験をしているので、その辺の話を熱く伝えてきました。

こんな感じ

学生の印象

最近の学生について、感じた印象は以下です。

  • 概ね真面目に出席し、参加しているが、手をあげたり発言はほぼしない

  • 一方で、パソコンを通じて質問は結構でてくるし的を得ている

  • パソコンをみていて、話し手を見ている人は少ない

  • 自分自身のことを好きだと感じている人は、約40名のうち4名

  • 幸せと感じている人は、10名ほど

わお!

果たしてこれは、世代の特徴なのか?

アフリカやインド、ベトナムみてると、エネルギー水準が見ていて高いが、日本の学生はあまり元気なく見える。先日、大学の部活に参加した時も、そんな印象。正確に言うと、中にはありそうなんだけど、いちいち表に出してない。

Z世代の特徴ですか?と思って考えてみた!

Z世代(1990年代後半~2010年代初頭生まれ)になるのだろなー。と言っても幅があるよな。

デジタルネイティブ

幼少期からインターネットやスマートフォンに触れて育っており、オンラインでのコミュニケーションや情報収集が当たり前!

SNSや動画共有サービスでのやり取りに慣れており、対面でのコミュニケーションが苦手な傾向。

自己肯定感の低さ

「自分を好き」「自分を幸せ」と感じる学生の割合が低いのは、現代の社会的プレッシャーやSNSによる他者との比較が一因かも。

SNSでは他人の「成功」や「完璧さ」が目につきやすく、自分の不足を感じやすい。さらに、学力や就職の競争が激化し、自己評価が低いのでは。

受け身的な態度

自ら授業に関与しない一方、指示されるときちんとコメントや質問をするんや!なぜ?教育環境や家庭での指導が「指示待ち型」を作り出してるのか。

真面目さと内向性の共存

表面的には真面目に見えるが、自分の意見を積極的に発信したり、新しい挑戦を試みたりすることは少ない!

不確実な未来に対する不安や、過剰なルール・評価システムが、自由な発想や行動を抑制していることが原因かも。

積極的に質問してくれる学生も

おすすめ!コミュニケーション方法

パソコンやデジタルツールを活用

オンラインツールを介した質問やコメントは活発であり、対面で発言しにくい学生でも、デジタル上では積極的になる傾向あり。

授業中にリアルタイムで使えるチャット機能やアンケートツールが有効かと。

自己肯定感を育むサポート

学生が自分を好きになれるようなフィードバックや、自分の長所を再認識できる機会を提供するとよい。

安全な環境作り

学生は失敗を恐れるため、発言や行動が「間違えてもいい」と思える環境を作ることが重要。結構!かなり恥ずかしがる傾向。

「これはアイデアを出す場で、正解を求めているわけではない」と明確に伝える。

発言や質問にポジティブな反応を返す

パソコンでのコメント、グループディスカッション、ペアワークなど、複数の形式で関与できる方法を用意するとよい。

授業内でミニディスカッションを取り入れ、全体発言を減らして話しやすい空間を作る。

感想

Z世代の学生は、デジタル時代を生きる中で独自のコミュニケーションスタイルや価値観を持っている。驚く!けどまぁ理解しようと努力し続けることやな。

でもな、昔もきっとそうだった。これらの特徴を理解し、ラポールを築き、若者の強みを引き出す工夫を取り入れることで、彼らの成長を支援できる!

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