「他人事」で何が悪いのか
「自分事」が正義という風潮
フリーライダーという言葉があります。組織に所属しながらも貢献をせず、利益だけを享受する人とか、タダ乗りとか言います。そういう意味では、重要な局面で責任を取らず、他人任せにしたり、他人事にするのも同じグループです。
一方で、主体的とか、自分事に考える生き方もあります。責任を持って生きる。これは素晴らしいことです。
主体的な生き方
俺の人生を生きるんや!と考え自分の道を選択していく。会社やクライアント、コミュニティとか関わる他者は色々あるけど、自分にとって大切なものにはガンガンコミットするわけです。
なぜ「自分事」は正義なのか
物事を自らの責任や関心として捉え、主体的に行動する態度だと、誰かや何かのせいにしないで生きていく。
これは個人の成長や社会的な成功につながるから、肯定的に捉えられる。その反対だと、人のせいにして、被害者として生きてくことになる。これはヘルシーじゃないです。
「自分事」の問題点
なんだけど、どうも最近、それはそれでガンギマリ過ぎると問題なんじゃないかと思う事があります。
1. 責任重過ぎ問題
何でもかんでも自分に原因を求めると、必要以上に責任を負い込むリスクがあって、病みます。
例えば、プロジェクトで他のメンバーがイケてなく、自分がやらなきゃと思うと、ハッキョーして、全体のパフォーマンスを損なう可能性があります。
2. 他者がフリーライダー化する
自分がやりすぎると、周囲の人々の主体性や責任感を阻害します。リーダーがすべてを進めてしまい、メンバーの自主性や成長の機会を奪い、チーム全体の長期的な成長をとめてしまうってやつです。部下が自分で考えなくなるアレです。
3. 視野が狭くなる
自分の関心事や価値観に基づいて、物事を捉えるため、他者の視点や多様な価値観をメタに見られないケースがあります。時に、俺にとっての自由や正義を、コミュニティ全体の利益よりも優先させてしまうことがあります。
感想
主体性を突き詰めた結果、受け身でいることのプラス面を見過ごしているかもしれない。あえて受け身になることで得られる学びや他者との協調なんかは、捨てているかも。
受け身の態度も、他者を信頼し、相手から学ぶ重要な姿勢かもしれない。
むぅ、この辺は奥が深い!勉強になるです。明日もがんばってこうー