生きるための仕事=生かすための仕事
仕事は人々の生活を支えている。
誰かがどこかで発案し、創り、運び、宣伝し、販売してくれる商品やサービスがあるからこそ、人は豊かな生活が営める。
そして、誰かが教え、導き、癒し、治してくれるからこそ、人は健全な人生を送ることができる。
私も、大勢の誰かの仕事のお陰で生かされいる。
生きるための仕事
あなたはなぜ仕事をするの?
この素朴な質問に、「食べてゆくためだよ」と答える人は多いと思います。
私もそう答える一人です。しかし「それだけではないけどね…」という人も同じくらい多いと思いますし、私もそうです。
ところで、”食べてゆくための仕事”とは、一体どういうことでしょうか?
この言葉は、給料の使い道を意味していると解釈できます。
当然ながら、生活してゆくためにはお金を使う必要があります。
それは、文字通り”食べてゆくため”に必要な食糧の購入をはじめ、家賃やローンの支払い、さらに衣服の購入や通信光熱費、そして旅行や交際費など様々です。つまり、仕事をすることで得たお金で、生きるために必要な衣・食・住にかかるコストを賄うという点では、まさに「生きるための仕事」と言えるでしょう。
それ以外の目的
では、衣・食・住を賄うだけのお金を稼ぐことさえできれば、それで仕事をする目的は果たせたことになるのでしょうか。
冒頭の質問に「それだけではないけどね…」と付け加えたいと思った人は、食べてゆく以外に、つまりお金を得ること以外に、一体何を目指して、何を得たくて仕事をしていますか?
信頼・やりがい・自己成長・自己実現・達成感など様々あると思いますが、私の場合、”承認欲求”です。
それは、自分がいつも誰かの役に立っているという感覚を求めているからです。もちろん、人に好かれたいとか、誉められたいという思いも当然ありますが、自分自身が、誰かの役に立てていると確信できるような仕事をすることを目指しています。
だからこそ、何を仕事にするのかが重要になると思っています。
生かすための仕事
どんな仕事も、誰かの役に立つことが出来ます。
しかし私の場合、「働いて幸せになろう!」という大きな目標があるので、仕事を選ぶ場面では、「人間と仕事」がど真ん中のテーマになる”就労支援事業”に強いこだわりがあります。
今は、”就労支援者”という立場で、支援対象者の「就職し仕事をしたい」という望みを実現する手助けをしていますが、その一方では、悩める若者を応援する「Youth worker Support 代表」という活動もしています。
そして私には、「他者を生かす一助となりたいとい」う理想があります。
自分の仕事が人の隠れた才能やスキルを引き出すきっかけになったり、人のご縁を繋ぐことで新たな価値を生むきっかけになったりする。そんな仕事をしてゆきたいと思っています。
そして、いつか「生きてゆくための仕事」と、「生かすための仕事」が同意語となるような仕事にすることが最終目標です。