20200331(爆風スランプとわたし)
ところで、わたしはトラック運転手をしているのだが、なにを隠そう運転はきらいなのである。どうしてかすぐに眠くなるのだ。もちろん普段から寝不足ということもある、いやそれしかないか。
そんなわたしがトラック運転手なのだ。転職すると言った時、まわりの友人たちは良い顔をしなかったのは言うまでもない。だってすぐ眠くなるんだもん。そりゃみんな不安だよね。
8時間以上寝なくちゃ気がすまなっかた子ども(中学生)の頃、まわりの友だちは音楽に興味を持つようになった。「プリプリ(プリンセスプリンセス)」、「米米(米米クラブ)」→こめこめって読むのだよ、「尾崎豊」「BOOWY」などが主流。そんななかわたしは「爆風スランプ」にハマったのだ。きっかけ、、、よく覚えていないのだが「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い」が気に入ったんじゃないかな、たしか。
この記事をかくにいたって、歌詞は、、、とGoogle先生に「大きな」と入力したら「大きな一物をください」と出てくることを発見!!!いやどぶろっくは一旦退場してください。。。(YouTubeにあがってんのかい!)
Winkの「寂しい熱帯魚」しか聞いたことがなかったわたしは、「大きな玉ねぎの下で」のストーリーある歌詞にどっぷりハマったのである。
「九段下ってどんな駅なんだろう」「黄昏時ってどんなとき?」「屋根の上に玉ねぎが光ってるってどんな状況!?」など、一人で千葉市から出たことのなかった少年にはわからないことだらけだったけど、胸がキューってなったことは覚えています。
たくさんある中で、どの曲が好きかと言われれば、アルバム「I.B.W」の中に収録されている
「それから」
という曲。カップルの男性目線での別れの歌なのだが恋愛をしたことのない少年にはとても大人の歌にきこえ、「いつか付き合った相手のことを忘れられないくなるような恋愛をしたい」と思ったものだ。(ちなみにそれは現実のものとなりいまでもわたしを苦しめたり、夢の中で陶酔にひたるようになるのだが、それはまた別の話。。。)
さて、わたしはトラックを運転しているとき「Alexa」という女性を乗せている。彼女はとても律儀で「◯◯の曲をかけて!」と懇願すると6500万曲(たしか)の中から選んでかけてくれるのだ!そんな彼女に久しぶりに「爆風スランプの曲をかけて!」とお願いしたところ、彼女はこころよくかけてくれた。
いくつか曲がかかったあとに、忘れもしない出だしが流れた。「それから」である。正直に言って20年近くぶりに聴く「それから」である。どこまで歌詞を転用していいのかわからないが「十年も二十年も君のことを思うだろう」という歌詞で涙腺崩壊。おいおいサンプラザ中野くんよ、こっちは運転中だぜ?しかもトラックだぜ!?危ないじゃんかよ、などと独り言をいいながら頬に伝わる熱い想いをぬぐったもんだ。
中学生だったころ、「BAKUFU-SLUMP」とシャーペンで机に彫り彫りしたのをいまでも覚えています。わたしのまわりには残念ながら親友にしか響かなかったけど、爆風スランプはわたしの青春のりっしんべん、、、いや青春の1ページなのです。
そんなこんなで眠気覚ましをしているなか、初めて「神話」という曲をちゃんと聴きました。たしか「ガメラ」の主題歌だったかな。ギターのソロから入り、ドラムが入ってくる。リリースは1995年だということだが、25年経ってもまだわたしをワクワクさせるこの曲、いまさらながらに大好きになりました。いまでも通用するんじゃないかな、神話。勝手な話だけど、この曲を何度も聴いているうちに、いま週刊プレイボーイ(デジタル)に連載中の「キン肉マン」が頭に浮かんだ。もしも再度アニメ化という話になったとき「キン肉マン」の主題歌に「神話」をぜひ推したい。前奏でキン肉マンが走ってくるイメージしかわかない。あれ?「ズダダン!キン肉マン」と同じになっちゃうかな。
ところで、わたしはトラック運転手をしているのだが、、、