次の世の中の価値観をつくる大学生へ。
僕がパソコンに向かって文字を紡いでいるのはある一人の男に心が動かされたからである。
そんな男が紡いだ最高の言葉は以下のリンクより読んでほしい。
起業家、経営者として事業への時間を最優先にした結果、言葉に想いを乗せるという時間を忘れていた。
でもその大切さをもう一度蘇らせてくれたのは、そんな熱い男の4000字にわたる文章だ。
この文章はそんな熱い男のメッセージに影響された私の想いの結晶である。
この国、この世界の未来は僕らの選択で素晴らしいものになる。
熱い男の文章の中にこんな文章がある。
どう生きるのかの「決断」を迫られる。だからこそ、本気で自分と向き合い、悩み、葛藤し、自分の道を見出していかなければならない世代が20代前半なのだ。
この世代がどんな人生の選択をするのか?
どんな道を歩もうとするのか?
この国の未来は、その「選択」にかかっている。
この国、この世界の未来はまだ誰も知らないのさ。
僕らの「選択」が未来をつくっていく。
僕だって最初は、「社会的にいいことしていれば元カノともう一度付き合えるかもしれない。」という不純な動機で大学1年生のときに地域活動に関わり始めた。
ただ大好きだった彼女ともう一度付き合いたいという気持ちがいつの間にか、「発酵の力で未来の子どもたちに健康を」なんていう想い変わっていて自分でもびっくりしている。
しかも僕は大学入学した頃は、父の影響を大きく受けて、サラリーマンとして働きたいと思っていた。
でも僕は大学生活4年間で、目を背けたくない、自分が関わりたい社会の問題や困りごとに出会った。
すぐに起業に結びつくなんて思ってもいなかった。
活動をする中で、持続的じゃなきゃ最後に関わった人を不幸にしてしまうのかもしれないと思い、事業にしていったことを覚えている。
でも事業化したときに、「ありがとう」としてお金をもらった感覚を味わってしまった。
「この『ありがとう』がもっと社会に増えていけば、世の中はよくなるじゃないか!」
そんな想いがあったからこそ起業という選択をとったことをこの文章で思い出した。
小泉泰英という一人の人間の小さな「選択」かもしれない。
でもその想いがつくる未来は本当はすごく大きいのかもしれないということに気づく出来事があった。
この写真を見て欲しい。
僕が創業した株式会社アグクルの商品販売1周年記念イベントだ。
1年前はここにいる人に出会っていなかった。
でも僕の「発酵の力で未来の子どもたちを健康にしたい」という小さい想いが伝わり、紡がれた結果、こうなった。
最初は僕の小さな想い。
それが次のひとりに伝播した。
社会はこうやってできているんだって思った。
「本当の幸せはお金で買うことができない。」と思った瞬間だった。
だから言いたい。
今はただの妄想かもしれない。
でも一歩踏み出すという「選択」をできたら自分自身の世界が変わる。
その一歩から生まれる数々の「選択」の連続によってこの国、この世界の未来はつくられている。
恩贈りが世界を変える。
起業家の世界には「ペイフォワード」という文化がある。
これも熱い男の一文だ。
ペイフォワード。
起業家の世界問わず、これが本当に社会の本質なのだろうなと思う。
僕も創業時は(今もだけど)しんどいときが多々あった。
そんなときに多くの起業家の先輩たちに助けてもらった(もらっている)。
事務所がないんですけど…ってときは「うちの使ってない場所あるから使いなよ。」っていってくれる人がいたり、
今悩んでいることがあって…ってときは「メシ食いにいく?」って誘ってくれて。
こんな物理的な助けはありがたいけど、それ以上に感謝しても仕切れない助けがある。
それは前を走ってくれていること。
「未来は誰にもわからないけれど、挑戦し続けるしかないんだよ」って行動で示してくれているなと思う。
常に先輩たちが全力で世の中のために進んでいるからこそ、頑張ろうって思える。
いつも本当にありがとうございます。
そして私もそんな先輩になれるようになります。
一緒に世界を変えていく仲間がいるから僕は前に進める。
僕の周りには、バカみたいに自分の志に熱い仲間がたくさんいる。
日本の農業を変えるために動く仲間。
うめぇ梅を日本全国に届けようとする仲間。
音楽をアップデートしようとしている仲間。
性教育という分野に本気になって取り組む仲間。
病気でご飯を食べることが難しい方に栄養食チョコレートをつくる仲間。
起業家は時代遅れでこれからは思想家とかいって仲間。
ここには全員は書ききれないけど、とにかく自分の志にひたむきに努力する仲間がいる。
こんな仲間が一緒に世の中をよくしてくれているから僕は前に進めるのだろうなと思う。
僕は「発酵食」というキーワードを掲げているけれど、それだって「発酵食品なんて今までも世の中にあったよね。」と多くの人から言われた。
そのときはすごく苦しかった。
「そりゃ、そうかもしれないけどさ。違うんだよ、僕がこの世の中に届けたいものは。」って悔しい思いもした。
でも全く同じ悩みをみんな抱えていた。
ときにはお酒を飲み交わして、慰めあった。
他のときには、お互いの事業を本気でブラッシュアップしあった。
同世代の仲間だかこそ、「いや、その論点はすでに検討済みで、悩んでいるのはこっちなんだけど、どう思う?」って聞くことができたり、「大口叩いてるけど、ここよくわかってないんだよね」って言って教えてもらったりもした。
そんな時間の中でどれだけ心が救われ、次へのモチベーションになり、事業を加速を加速させただろうか。
それだけ僕という人間を成長させただろうか。
仲間がいたからこそ、今の自分がある。
本当にありがとう。
とはいえ、まだまだここからがスタートみたいなもの。
一緒に超えていこう、今を。