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シューマッハカレッジにて
7月の一週間、イギリスはトットネスのシューマッハカレッジにて、夏のショートコースに参加してきました。
シューマッハカレッジとは
シューマッハの小さな校舎、食べるご飯、Totnesの自然、参加者と過ごした時間、すべてが素晴らしく、なんだか夢の中にいたような、きっと一生忘れないだろう素晴らしい一週間になりました。
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人が集まるところに、自然に歌が生まれる。談話室で、みんなでHeal the Worldを歌ったことが忘れられない。
拙い英語で気持ちや考えをシェアして、時にはシェアしないで自分の中で留めておくセッションもあって。何者でもなく、ただの私としてそこに居て、参加している。
"Grass roots"サティシュが何度も行っていた言葉だ。エレガントシンプリシティを読んだ時、強い共感と、同時に自分には到底実践できない事のように思った。それでも、自分が信じることを、少しずつ草の根でやっていけるかもしれない。
自分がこれから大学院で研究することが、やって何になるのか、ただの暇つぶしや好奇心なんじゃないのか、現実逃避なんじゃないか、なんてもやもやすることがあった。それこそ、そんな気持ちで文化研究だなんて、文化の冒涜になるんではないか。
でも、サティシュの言葉を聞いてちょっとそのもやもやが晴れた気がした。日常の営みこそがアートであり、見過ごされがちなそのアートこそなくてはならないもので、みんながアーティストであると。私は、やっぱりそこを台湾の原住民文化に見出せるし、これからはそういう風に生きていきたいと思っている、今。
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ショートコースはシューマッハカレッジのWebサイトから申し込みます。ちょっとややこしかったのが、Dartington trustの中にSchumacher Collegeがあって、予約内容とかの連絡は基本このダーティントンから届きます。
宿泊施設付きのチケットがが2ヶ月前には埋まってました。私はこのCamp Podが安かったのでここでの宿泊で、他にはテント持参でキャンプしてる人もいました。
セッションのすべては英語で行われます。ただ今回は参加者の多数が日本人!でした。日本人ボランティアとして参加されている方や英語が得意な方に助けてもらえたのが本当にありがたく、日本語でもみなさんとたくさんおしゃべりしました。英語苦手な私でもかなり理解が深められました。
ロンドンから鉄道で約2時間、日本から遠く離れたこの場所ですが、美しい自然と何にも変えられない経験ができる場所なので、ぜひたくさんの方に訪れて欲しいです。