【中日ドラゴンズ】再びトレード成立!立浪監督の描く構想とは? ~中・高松選手⇔西・川越選手~
またもトレードが成立しました。
先日、日本ハムと2対2のトレードを行ったばかりのドラゴンズ。昨オフの補強を含め、例年以上の動きをみせています。
そんな中、今度は俊足・高松渡選手と、西武・川越誠司選手の1対1のトレードが成立。
トレードの意図、そして立浪監督が思い描く構想を探っていきます。
チーム1の足!しかし・・・
高松選手の良さは、異次元のスピードを持つ足。塁上から投手にプレッシャーを与え、1点をもぎ取る走塁が期待されました。
足の速さだけみれば、高松選手の足はチーム1。代走の切り札に最適で、切り札がいないチーム状況を考えると、高松選手の居場所は確実にあると思われました。
ただ、走塁ミスも多く、4日の巨人戦では手痛い牽制死。あのプレーだけで敗戦したとは思いませんが、追い上げムードが一変したことも事実。
素晴らしい足を持っていますが、重要な場面になればなるほど起用しにくい。このもどかしさが、トレードに出された要因だと感じます。
迫力さを補うフルスイング
新しくドラゴンズの一員となる川越選手。今季は12試合に出場し、打率1割3分3厘。決して素晴らしい成績とは言えませんが、今のドラゴンズには珍しい左の強打者です。
豪快なフルスイングが持ち味の川越選手。大島洋平選手、岡林勇希選手、高橋周平選手など、ドラゴンズの左打者は技を持った選手が多く在籍しています。
広いバンテリンドームを本拠地とするうえでは大切なことですが、迫力さに欠ける部分もあります。川越選手のフルスイングが、チームに新しい風を起こすことは間違いないでしょう。
チーム方針・代打陣を考えると・・
注目の起用法は、代打が主になると考えています。川越選手は外野手。大島選手、岡林選手、細川成也選手と外野陣は強力。
さらに、鵜飼航丞選手やブライト健太選手といった期待の若手も控えており、若手を積極的に起用する今季のチーム方針も考えると、代打での起用が見込まれます。
16日の阪神戦では代打・後藤駿太選手が機能しましたが、ドラゴンズの代打陣は層が薄いです。
後藤選手をはじめ、ベンチに控える高橋周選手、溝脇隼人選手は巧打者。パワフルな左打者がおらず、川越選手の持ち味が生きる場所だと考えています。
立浪監督の構想から漏れる選手も・・
積極的にトレードを敢行するドラゴンズ。先日放出した山本拓実投手、郡司裕也捕手に続いて、今回も若い高松選手の放出。
若手選手を積極的に起用する一方、立浪監督が若竜を選別しています。これは、現在試合に出場している若手を育て、主力にしたいという意向が伺えます。
軸となる若手を決め、その脇を中堅選手で固める。先日のトレードもそうですが、若手有望株というよりは、実績ある選手を獲得しています。
立浪監督の思い描く構想が整いつつある今、最も気になるのは1軍に呼ばれていない中堅選手の存在。
ドラゴンズにも実績ある中堅選手はいますが、今回の補強でさらに厳しい立場に追い込まれる選手もいます。
今オフ、戦力外の嵐がやって来る予感がします・・
皆様はどのように考えますか?
【参考サイト】