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「あなたは病気ではありません」 〜薬をキメる編〜


↑前回の続きです。
実際に処方された薬を飲んだらどうなったかを記載していきます。

最初は1週間、抗うつ剤と抗不安剤を1錠ずつ夕食後に毎晩飲むということになり、飲み、普通に寝た。

次の日朝起きた時に思ったのが
「眠すぎる」
まずこれ。抗不安剤の副作用で眠気がMAX。
でも仕事に行かないとなので頑張って起きてみる。
他に吐き気や腹痛等はない(先生は場合によっては出るかもと言ってたが大丈夫だった)

家を出た時にふと気づいた。
いつもだったら「(はあ…仕事だるいな…今日はあれやってこれやって、やる事多いな…)」なんてブツクサ考えながらバスに乗るのだが……あれ?

なんか頭の中がいつもよりスッとしてるぞ!

という事に気づいた。
どちらかというと、思考がゆっくりになっててあまり物事が考えられなくなってる という状態の方が近い。
つまり、なんも考えずに「ま、いっか」のノリで発進した。
その状態で電車に乗って、ここで罠にかかる。

眠気がMAXすぎるので、空いた席に座った途端猛烈な睡魔に襲われてしまいそのまま入眠…
危なく会社の最寄りで降りそびれるところでギリギリ目覚めた。
元々どこでも寝れる体質?が最大限に発揮されてしまっている(ちなみにこの週だけで2回ぐらい寝過ごしをやらかします)

普段寝過ごすことなんてほとんど無いのでヤベ〜となるんですがやっぱり頭が回らないので「まあ、間に合ったしいいか」になってしまう。

職場に着いて仕事を始めると顕著に効果を感じた。
マルチタスクが多めの仕事なので、思考が行き届かない上に眠すぎてミスを連発、細かいことを気にしすぎてしまう性格・思考回路が薬でぼんやりしてしまい深く考えられてない言葉が口から出てしまう など…
しかし怖い事に全て「ま、いっか」になってしまう。怖!!!!
いつもなら会社の隅っこで1人ズビズビ泣くような自分が、そんな事はお構いなしにとにかくぼーっとしてる。

次の日も次の日も決められた量をちゃんと飲んで、毎日仕事にならないぐらい眠い中ミスりながらも気合いで過ごした。
途中休みの日にライブがあったが、着席タイプだったので途中で見事に寝落ち。
真ん中あたりのセトリやMCがすっぽり抜けてしまった。
推しちゃん、ごめん。


そうしてるうちに1週間経って再度病院へ。
先生に眠すぎて仕事にも生活にも支障をきたすことを説明した。
先生は笑いながら「あ〜それはそれは、ごめんなさいねぇ、抗不安剤の方がそうさせちゃうんだよね」と言っていた。
「でも、少し考え事減って楽だった?」 
…確かに。
というか、考えることができなくなってると伝えた。
「今まで飲んだことがなかったから効きすぎちゃったんですね、そうしたら抗不安剤だけ頓服にしましょう。心が苦しい、しんどい時だけ飲んでください。次は3週間後ぐらいに来てください」

といわれ、20日分ぐらいの抗うつ剤と頓服に変更した抗不安剤を5錠?ぐらい処方された。


変わらず服用を続けてるともう一個不思議な事に気づいた。

あれ?あんまり肩が凝ってないかも…

小学生の時からずーっと悩んでた肩こりが少し和らいで、そのおかげで頭痛も減ってた。
小学生の時に学校でいじめ(に近しいこと)を受けてた自分はストレスで緊張性の肩凝りによって頭痛を引き起こしていると病院の先生に言われたことがあった。
(子供なのに頭痛が酷過ぎて心配性の親が連れて行ってくれた記憶)

つまり、薬のおかげで緊張感がなくなりリラックス(ぼんやり)した状態になって肩こりが和らいだようだ。
完全に無くなったわけではないが、明らかに度合いが違う。


先日偶然こんなツイートを見かけた。

自分だ!!!と思った。
自分も今までずっと思考の中で生きて来てるんだと気づいた。

よく「何も考えてないっすよ〜」って言う人がいるけど、多分本当にそういう人が多数なんだろうなと感じた。
自分が考えすぎ。

肩こりが和らいだだけでだいぶHAPPY〜
多少眠いけど。
抗うつ剤だけなら眠さは"多少"で済む。マジで。

他に副作用が出なかったので調子良く過ごしてると、やっぱりだんだんストレスというのは蓄積するみたいで、少しずつ心がまた苦しくなって来た。
そんな時は頓服の出番だ!と抗不安剤を飲む……飲む…また飲む……あれ…もう1錠しかなくない…??となり。

約20日間を5錠で過ごすのはちと厳しかった。


月が変わり3度目の病院。
最初は「この先生やだな、もう行かなくていいかな」なんて思ってたけど今ではそれすらどうでもいい。
話を聞いてくれるオフシーズンのサンタさんだと思って話しかけてるぐらいに思ってるし(というか思えてるのは薬のおかげなのだが…)

すると先生が
「じゃあ今回は抗うつ剤25mgを倍の50mgに増やしてみましょう」との事。
徐々に増やしてって、最後は良くなったらまた減らすんだろうなあなんて考えて、言われた通り50mgでいくことに。
しかし頓服にされた抗不安剤が少なすぎたことを伝えると、「これは最大で1ヶ月分だけしか出せないんけど、いいですかね?毎日飲まないと思うけど、とりあえず最大量出すから」と。
𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴 𝔂𝓸𝓾すぎる。
実際、2〜3日に1錠飲んでる。
心、しんどいから(弱)


しかし、ここで事件が起きた。
50mgになった抗うつ剤を飲んだ2日目の夜から朝方にかけて少し腹痛を感じた。
初日も少し胃の調子が悪い感じはしたが、そこまで気にならず。
「食べたものが悪かったかな…」って思いながら眠りについたが、次にが覚めた時はもう「あ!!!腹痛いわこれ!!」の状態でトイレにダッシュ。
なんだかわからないけどとにかくお腹が下ってる。
あと胃も痛い。

ええーーどうしようとりあえず朝ごはんは食べずに白湯だけ飲んで仕事行かないと…なんて考えながら白湯を飲む。

しかし、数分後すぐにお腹が痛くなってしまって飲んだ白湯が全てサヨナラしてしまった。

ほぼ胃腸炎状態のまま家のトイレ→地元の駅のトイレ→会社の最寄りのトイレ→会社のトイレ
と、トイレの乗り継ぎ(?)をして何とか出社したが、ずっと胃腸がズキズキ痛い。

すぐ上司にぽんぽんがぺいんな事を伝え(薬を服用してる事は事前に報告済み)、「静かにフロアから消えたらトイレに篭ってると思ってください 」 と伝えた。

そんな状態でも不思議とお腹は空いてしまうので普通にお昼ご飯は食べた(バカかな)
もちろんすぐに全部さようなら〜〜

これを3日ぐらい繰り返したら約3kg痩せた。
ヤバ過ぎ。

ここで自分は思いついた。

「50gmはきっと早過ぎたから、25mgに戻せば治るかも?」
独断で(本当はダメだけど)錠剤の真ん中の線に合わせて包丁でぶった斬った。
ぶった斬った片割れ25mgを飲んでみると、予想的中。みるみるうちに腹痛も下痢も治まった。

流石に勝手にやってしまってヤバいので処方してくれた薬局に電話してから、次の日病院にも電話で確認。

先生から正式に「ぶった斬って飲んでOK」という謎の許可を得た。

いや、そもそも包丁で錠剤を切るなんてした事ないよ。

でもそのおかげで腹痛に襲われずに済んだ。


1週間ぐらい経ってまた新しい事に気づく。

…気持ち、沈んでるわ。泣きそう。
死にてえ〜〜

ホルモンバランスの崩れもあるとは思うが、明らかに薬が効いてない感じがする。
こうなるともうオシマイ。
ちょっとした事でウワーーーーンと爆泣きモードになる。

勘のいい人なら気づくと思うのだが、おそらく体が25mgに慣れてしまって薬が十分に効いてないのだ。

となれば、やる事は一つ。
50mgをそのままもう一回飲むしかない。

恐る恐る飲んで過ごしてみたら大丈夫だった。
どこも痛くない。

けど次の日もう一回飲んだらちょっとお腹を下した。
なるほど、連チャンはダメっぽい。



…ということで現在、勝手に25mgと50mgを交互にやっております(最悪な患者)

ちなみにもらった抗うつ剤はPMDDの治療に使われる事もあるみたい。
なるほど、それは自分に向いてたなぁと。
(生理前に毎回死にたくなっちゃう人)

完全になくなるわけではないけど、生理前の精神状態もかなり楽になってるのは確かだった。
もしかしたら先生は自分との会話の中からPMDD疑惑も見抜いてたのかもしれないと思った。
わからんけどね。


また長くなってしまいました。

以上、ここまでが薬をキメてみて変わった事や今の状態などなどでした。


似たような境遇や状況の人の参考に少しでもなれば良きです。
別に参考にしなくても大丈夫です。
なんなら「へえ〜生きづらそう〜」ぐらいでいいです。

まあタイトルの通り自分は病気ではないので(多分)、もう少し生き延びようかなと。

今後やすだが現場でぼんやりしてても気にせずいつも通り接してもらえるとありがたいです。
まあいつもぼんやりしてるけど。
現場にいる=体調耐えてる の証拠なので。


とりあえずこんなに長すぎる文はもうやめたい。
疲れちゃうもんね、わかる。

でも記録できて良かった。

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