中学入試 偏差値50台 総武線 安田学園中学校を選んだ理由 【説明会編】


安田学園まとめ

先にまとめを書いておきます。

  • 校訓「誠実・明朗・奉仕」

  • 一貫生(中学からの入学者)の方が、高入生よりも進学実績が良い。

  • 中3の1学期までに中学範囲終了。やや緩やかな先取り授業。

  • 高2までに高校範囲を終了。大学入試までに丸1年の時間あり。

  • 『学校完結型』(塾や予備校にいく必要がない)

  • 各種講習が設定されており、追加費用はなし。

  • 英語の習熟度(英検取得状況)も良好。



安田学園中学校・高等学校


建学の精神

本校は、創立者の「実業界の有用な人物の育成は、社会発展の基礎である」との信念を実践するために設立されました。

本校の創立者は、富士銀行(現株式会社みずほフィナンシャルグループ)・安田生命保険(現明治安田生命保険相互会社)・安田火災海上保険(現株式会社損害保険ジャパン)・安田信託銀行(現みずほ信託銀行株式会社)などの諸会社を起こした実業家の偉人、安田善次郎です。


教育目標

誠実・明朗・奉仕

本校では、創立者安田善次郎を理想の人間像として捉え教育を行っています。すなわち、創立者の人格並びに教えに基づいて、「誠実・明朗・奉仕」の校訓を定め、そのもとに校風の樹立を図り、更にそれを進化発展させたいと願っています。具体的には高い知性、優れた徳性、強い意志とたくましい身体を培い、どんな社会分野においても十分適応できる自主自律で行動力のある人物、あわせて創造力に富み実務的能力に優れた人物の育成をめざして教育を行っています。

  1.  勉学に打ち込む生活習慣を身につけさせ、基礎・基本を重視した集中と 繰り返しの学習態度の確立

  2.  健康な身体の育成と安全教育の徹底

  3.  温かい人間関係を育てるための基本的生活習慣の確立


グローバルな探究力を育て、東大などの最難関国立大・国公立大をめざす

安田学園では、将来、地球規模の問題を追究し、創造的に解決するグローバルリーダーとして活躍できる資質を育成します。

そのために、根拠を追究する授業を通じて、論理的な表現力を育てます。また、自ら課題を設定し課題解決に向けて論理的・批判的に探究する力を高度に育成します。

とくに1~5年生では、「探究」の授業を通して、疑問や課題の発見→仮説の設定→調査・観察・実験→新たな課題の生成→……の思考プロセスを体験し、論理的に考える探究力を育てます。さらに、確実な基礎学力を基盤に、自ら考え学ぶ基礎学習力を育成する授業を展開し、知識や考え方を活用する高度な総合的学力を養成します。


進学実績


教育プログラム

進度

中学範囲は「1年~3年1学期」までに終わらせる。
高校範囲は「3年2学期~5年終了時」までに終わらせる。
大学入試の丸1年前の5年3学期から受験勉強を開始できるペース。


学校完結型の学習環境

現在の安田学園の売りはこれ。受験生保護者からの関心も特に高いそうです。言い換えると『塾や予備校に行かなくてもいい』準備があるということ。とはいえ、校内アンケートの結果によると実態としては20%ぐらいの生徒が塾や予備校に通っているそうです。35人クラスだと約7人。多いとは言わないでしょう。校長先生は「自分で考えて塾や予備校が必要だと感じて選んだのであれば、それはそれでいいと思う」とおっしゃっていました。情報開示の姿勢に誠実さがあるのが好感が持てます。


学び力伸長システム(1年~5年2学期)

学ぶ楽しさをつかみ、自分に合った学習法を確立する

1年生~5年生2学期では、自ら考え学ぶ授業を核とした「学び力伸長システム」により、自学力(=基礎学力・自ら考え学ぶ力)を伸ばします。また、1年生~2年生までを「学び力Ⅰ期」とし、生活習慣や学習習慣の確立を図っていきます。3年生~5年生2学期までを「学び力Ⅱ期」とし、自ら学ぶ力や探究的思考力を育てていきます。

  • 難しそうな名前がついていますが、要は『やったことをしっかり身に着ける』仕組み。短・中・長期で定着度を測り、見直す機会とその対応をする。対応するというよりは『対応できるように育てる』といった感じ。日々の学習計画の作り方やその修正を通じて、大学受験に向けて『自走できる力』を育ててくれるのでしょう。


<短期>

  • 『チェックテスト』(英数で週2回、計4回)で授業の理解度を確認。 1年~5年生まで。

  • チェックテスト不合格者は『放課後補習』でフォロー。補習になると部活動に出るのが遅れるので、みんなきちんと準備をするようになる。補習には卒業生のチューターもついてくれる。

<中期>

  • 定期試験前の1週間が『独習ウィーク』。朝終礼時に計画的に試験対策を進める。すべてはできないでしょうから、試験勉強のきっかけ作りかな。

  • 期末試験後に『独習デー』。終日、試験でできなかったものに取り組み、日々の学習計画の見直しを行う。こういった時間が学校内で設けられているのが良い。こういうところも「学校完結型」と言える部分だと思う。「塾に行かなくてよい」と言うだけで、あとは放置じゃ困るわけです。

<中~長期>

  • 『到達度テスト』で基礎~標準レベルの定着度を測り、ヌケモレの発見。

  • 『ベネッセ学力推移調査』『Z会アドバンスト』の模試で全国偏差値の確認や習熟度を確認。ここでもヌケやモレの発見を通じて補填する。


進学力伸長システム(5年3学期~6年)

自ら考え学ぶ自学力をベースに、
最難関大学入試対応の現役進学力をつける

5年生3学期~6年生では、進路実現に向けた学習を主体的・意欲的なものにし、活用力・応用力の伸長につなげ、将来の考え学ぶ創造的学力・ハイレベルな進学力を実現します。

  • つまり『大学受験の丸1年前から受験勉強を始めましょう』ということ。

  • 『放課後進学講座』では5年生3学期から大学入試演習を開始。志望大学群別に特化した講座を開設する。授業担当者が講座を担当することにより、各生徒のニーズに合わせた指導を行う。

  • 『5年生 進学合宿』は12月に、受験生としての学習の型を身につけることを目標に、生徒各々が第一志望大学合格から逆算して戦略的に学習計画を立て、独習に集中します。独習会場は、終始静粛な緊張感につつまれ、生徒たちは「自分にもここまでできる」という非日常を体験する。この学習体験を原点に、自分の道を自分の力で切り拓く最終学年の受験勉強をスタートさせる。

  • 『6年生 進学合宿』では、2回目の進学合宿(希望者)を行います。これは生徒からの要望があって始まったもので、最後の夏期講習(「夏を制する者は受験を制す」)に向け意識を高めていきます。


各種講習

どの講習・講座も追加の費用はいらない(授業料に含まれている)そうです。4の共通テストだけは科目数が人によって異なるので、教材費が変わってくるとのこと。夏期講習では、5年生までは基礎学力の早期完成を目指し、6年生では志望校別に開設された講座を受講できる。

  1.  夏期講習(1~6年)

  2.  冬期講習(1~5年)

  3.  放課後進学講座(5年3学期~6年12月)

  4.  大学入試共通テスト模試演習(6年12月~共通テスト)

  5.  国公立・私立 入試直前演習(共通テスト~試験日まで)


英語教育

グローバル教育等は、海外大進学もあまり視野にいれていない私としては、別記事でも述べた通り、あまり興味がありません。ただ、国内の大学に進学する場合でも、特に英語の習熟度は重要です。高3で英語をみっちりやっている状況では、科目数の多い国立は当然ながら、難関私大の目もなくなってしまいます。

2年(中2)で3級を取得できているのであれば、途中経過はかなり順調です。公立の場合は3年生で3級を取ったり取れなかったりですからね。2級を取っている生徒は入学前から英語学習を進めていた方々でしょう。すごいことですが、課金の状況が「普通の子ではない」ので、このあたりの数値はあまり参考にしない方がいいでしょうが、準2級46名はすごいです。在籍が約200名として約20%。まあ上位者でしょうから、そこに自分の子が入れるのか次第。

とはいえ、ホームページにはありませんが、3年生でも準2級取得が85%だったと記憶しているので、ほぼみんな取れています。順調にいけば4年で2級ならば高校段階の標準レベルは大体クリアできているということになるので、GMARCH以上の難関私大も狙っていけるでしょう。入試までに準1級が取れるかどうかは、その子の伸びしろや頑張り次第というところでしょう。


グローバル体験

私個人としては、まあ何かのきっかけになったり、海外で生活をしたという経験が得られれば十分だと思っています。修学旅行はオーストラリアなんですね。3ヶ月留学やら、語学研修、短期留学といろいろ準備はありますよ、といったところ。

しかし、これ全部に参加したら一体いくらかかるのでしょうかねえ。大体2週間の語学研修では、円安もあって今は60万円以上かかるとのことです。私が若い頃に行った時の倍(私は4週間で60万)の費用がかかるのですね。食費もかかるでしょうし、それも入れたら結構な金額が必要になりそうです。


その他

  • 探究プログラム

  • ICTの活用

  • キャリアデザイン教育

  • 人間力教育

このあたり、私はあまり興味がありませんので割愛いたします。

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