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消えたスパイクを復刻させたくなった

こんにちは!note!

株式会社YASUDAです。

最初の何回かのnoteでは、会社そのもののことや、今のYASUDAが、どうしてあるのかをご紹介しようとおもっています。

前回のnoteでは、現YASUDAの代表が、

「2002年にヤスダは倒産していた」

という事実を、倒産の十数年後に知った。というところまでご紹介しました。

・サッカー部時代にヤスダがすごくフィットした記憶がある
・大人になってもフットサルなど楽しんでいる
・シニアリーグでフルコートのサッカーをしている

と、いう状況で、

ヤスダが実は倒産していた、ということを知ったわけですね。
もう、ヤスダのスパイクは、一切作られていないという状況でした。

倒産してるのはわかっているのですが、

「もう一度、ヤスダのスパイクを履きたい。」

と、思いは強くなっていきます。

なぜなのでしょう笑

一般的な考えであれば、そこで諦めたりすると思うのですが、思いは募るばかり。

とうとう、

「自分でヤスダのスパイクは作れないか?」

とまで思うようになるわけです。

そして、マジでスパイクを作ろうとします

ヤスダのことを調べていく中で、

「ヤスダを引き継いだ人」の存在、に出会います。

その方は、ヤスダの元社員。
会社が倒産したときに、商標などを含めすべて引き継がれた方です。

手紙でメッセージをお伝えし、お会いし、たくさんお話する中で、お互いの想いが高まり、具体的に、本気でヤスダのスパイクを復刻させる道が始まりました。

この方とは、スパイクを復刻させるまで、しっかりとご協力をいただきました。

復刻させるといっても

資金の調達にはクラウドファンディングを活用。

いざ開始してみると、同様にヤスダを懐かしんだり、倒産を悔やまれる方が多くいることがわかり、無事、目標の金額を達成することができました。

そして、製造へ。

でも、スパイクを作るといっても、どうやってシューズを作るのか、、、このときは私達は何も知らない状態なんですよね。。。

靴作り。誰もした事はありません。

ですので、靴を作るには「木型」「金型」というものが必要だということも、「靴を作る」と決めてから、初めて教えてもらいました。

「木型」は靴の形、そのものを形成するための型
「金型」は生地を裁断するために必要なのです。

「え、そんな事も知らずにスパイクを復刻させるとか言ってたの?」
くらいのことは言われてしまっていたのですが、

なんと、

当時、2002年の倒産前に最後のヤスダの製造をしていた会社に、「木型」「金型」が保管されていることが判明するのでした。

もう少しだけ、続きます。

- - - -YASUDA  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

1932年創業のサッカースパイクメーカー。
2002年に倒産。
2018年にクラファンに成功し、当時のサッカースパイクを復刻。
同年、「株式会社YASUDA」となる。
日本人の足に合う、日本規格のサッカーシューズを製造しています。


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