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【卒業生note】卒業生から母校への手紙 vol.3-1

 2024年3月1日、安田女子高校STEAMコースから一期生が卒業し旅立っていきました。その卒業生からの母校への手紙、第三弾をお送りします。
 今回は東京に進学したOさんからです。




☆自己紹介

 「行ってきます!」
 大好きな家族に見送られ、東京に上京して4ヶ月が経とうとしています。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 STEAMコース1期生で、主に広テレ企画やオープンスクールを担当していたOです!こちらでは、セミが鳴き、高いビルからの照り返しで毎日汗だくの日々を送っています。

愛犬との別れに涙が止まりませんでしたT_T

 第一弾を担当したSさんに誘われ、誰かの役に立てたらなと思い、皆さんにお手紙を書いています(^_^)

☆大学生活1

 現在、私は桜美林大学 芸術文化学群 演劇ダンス専修に在籍しています。桜美林大学自体は東京都内様々な場所にキャンパスがありますが、芸術文化学群のキャンパスは町田市の団地にあります。

 キャンパスは2020年の春にできたばかり。レンガ調でとてもきれいなキャンパスです! ビジュアルアーツ専修、演劇ダンス専修、音楽専修ごと専用の棟が立ち並びます。

キャンパス1
キャンパス2

 図書館には、芸術にまつわる本、雑誌、映像、漫画などがおいてあります。

図書館

 私がこの桜美林大学 芸術文化学群 演劇ダンス専修に進学したのには、いくつかの理由がありますが、一番大きな理由は「学群制度」があることです。

 私は幼い頃から芸術とくくられる類いが好きで、書道やバレエなど芸術に関わる習い事をしてきました。中高生時代は特にミュージカルに時間を注いでいました。

ミュージカル

 そしていつしか、芸術やエンターテインメントに携われる仕事に就きたくなりました。なので様々な芸術にふれあえる大学にと考えていましたが、芸術といっても、演劇だけ、イラストだけ、ダンスだけ・・・といったように専門分野しか学べない大学が多く、様々な芸術に触れた学修をしたかった私には残念でした。

 そんなときに、母が桜美林大学を見つけてくれました。ホームページには「学群制度」という主に自分が専修している分野に加えて他の専修で行っている講義や実技を選択することができ、分野を横断して学修するという制度を取り入れていると記されていました。この制度に魅了された私は、桜美林大学 芸術文化学群 演劇ダンス専修に進学しました。

 実際に、他の専修の先輩方が舞台芸術や演劇の授業に参加されていることが多々あります。私も実際に秋学期には、音楽専修のミュージカル発声の授業をとりたいなと考えています♪


☆大学生活2

 皆さん、そろそろ芸術系の学群ではどんな講義を行うのか気になりますよね?
 簡単ではありますが、春学期に行った特徴的な講義のいくつか紹介していこうと思います。

・演劇入門
 演劇とは何かについて、西洋演劇の歴史を中心に学んでいく講義です。
 演劇は最古の芸術であるのにも関わらず、美術や音楽と異なり日本では学校教育として取り入れられず、また経済効果が期待できないとされています。なぜそうなのかという疑問についても深掘りしていきます。この講義では、世界の芸術史を必要とするので、高校時代もう少し日本史だけでなく世界史にも力を入れておけばよかったなと後悔しています(笑) 

・舞台芸術基礎A
 この授業では舞台芸術を支える、音響効果や照明、大道具など、様々な技術要素についてオムニバスで専門家から学んでいきます。

実際のホールで機材を動かして実践しています!

 音響の授業ではあの有名なゴジラの鳴き声は何の楽器から生み出されているのかについてや、舞台美術についての授業では実際に電動工具をつかって舞台装置を作っています。
 最近では照明を使った10分程度の作品作りを行いました!私たちの班ではミュージカル「アラジン」を短縮した版を披露しました。私はランプの魔神ジーニーを演じました🧞 コミカルに演じられるよう試行錯誤しました(笑)

アラジンでのひと場面です!和気藹々として楽しいです(^^)

・舞台芸術基礎B
 舞台芸術基礎Aの授業と打って変わり、演出家や俳優、ワークショップインストラクターとして活躍する方たちによるオムニバス授業です。日本における演劇についてや、日本史から紐解く演劇についての講義があります。
 その他にも、中国の演劇「京劇」の俳優として活動する先生に京劇の歴史や、殺陣を実際に教えてもらいました。
 その傍ら、コミュニケーション、演劇、創造性のためのインプロゲーム【編集者注:インプロ=英語で「即興」を意味する improvisationの略】を行うこともあります。STEAMコースの授業でも行った、偏愛マップを作成して懐かしくなりました。

 上の絵は一言もしゃべらずに、二人で交互に1つ線を描いての絵を完成させるゲーム。話せないので意思疎通が難しかったです。
 インプロゲームは企業の研修などで行われることがあるらしく、STEAMの授業に持ってこいのアクティビティだなと思いました。

・日本舞踊
 この講義では、実際に浴衣を着て日本舞踊における所作や女形、男形の振りを練習します。私たちは、泉流の先生に教わっています。普段使わない筋肉を使うので、最初はすごい筋肉痛になりました(笑) ただ、前回できなかった振りができたときはすごく嬉しかったです。最近は浴衣もスムーズに着られるようになったので、夏のお祭りでは一人で着付けてみようと思います(^o^)

振りが大変なんです

 全体を通して、特徴的な授業が多く、またからだを動かすことが多いのでとても楽しいです!


☆サークル

 サークルは桜メイトというオープンキャンパスや受験の時のサポートを行うサークルに入っています。私自身、中高とオープンスクールの手伝いをしたり、STEAMコースでは実際に体験授業を行っていたこともあり、大学でもやってみたいなと思い、入りました。その他にも、軽音やソングリーディングのサークルに興味はありましたが、この学群にはサークルの活動以外に先生方主導で行われる「OPAL」という舞台や学生主導で行われている舞台があるのでそこを優先的に活動したいと考えています!


 さて、大学編はいかがでしたか? 次は東京生活編・・・と続けていきたいところですが、、、長くなってしまったので、続きはパート2にて!
 それでは皆さん、また次回お会いしましょう!ごきげんよう。


■ 執筆者:STEAMコース1期生・O
高校時代は「STEAMってなに?」と聞かれないことを目標に活動していました!
東京の満員電車に未だに慣れず大変ですが、大好きなディズニーがある舞浜までは案内なしでいけるようになりました(笑)
最近は愛犬の写真が定期的に家族から届くので会いたくてたまりません。帰省したら、たくさん愛でようと計画中。

■ 責任編集:安田女子高校STEAMコース主任(4年目)
教員歴24年(理科と情報、専門は物理)。
趣味は読書、好きなことは謎解き、好きな食べ物は粒あんです。


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