【卒業生note】卒業生から母校への手紙 vol.2-5
2024年3月1日、安田女子高校STEAMコースから一期生が卒業し旅立っていきました。その卒業生からの母校への手紙、第二弾をお送りしています。
今回は東京に進学したさとうきびさんからのパート5。今度こそ本当に最終回です!
◇勉強について
本格的な受験勉強については恐らく私よりも最後まで勉強と向き合い続けた人に聞いた方が良いのではないかと思うので、こうして大学で学んでいて思うことを書きたいと思います。
「こんなの勉強したって将来使わないじゃないか」と思うことはよくあることだと思います。私も定期試験の度に思っていたことだったし、実際高校を卒業したら使わなくなる科目だってあります。
ですが、大学で本当に興味のある分野を学んで、高校までの勉強って教養みたいなところがあるなと身にしみて感じています。
どの分野の勉強をするにしても、高校までの知識は必ずないといけない、もしくは知識があるという前提で進んでいくからです。
神道に関する授業も、日本史や世界史、倫理などが前提知識にあると内容がわかりやすくなったりします。
なので!!
全部ちゃんと聞いてると思いますが!!
その中でも興味のある分野で必要になりそうな科目は!!
ちゃんと聞いておきましょうね!!
◇安田でよかったこと
我ながら人よりもお辞儀が綺麗だと思います。授業の始めに起立して礼をするのですが、入学当初はまだ私はお辞儀しているのに周りは椅子を引いて座り始めているということがありました。(笑)
私だけでなく同級生の友達のほとんどが入学式でしっかり八拍の礼をしたそうで、世間のお辞儀は短いんだなぁと感覚の差に驚いたりもしました。
舞の最初と最後でもお辞儀をしますが、礼の角度や姿勢に関して先輩や講師の方に直されたことはまだ一度もないので、自信を持って言えます。私はお辞儀が綺麗です。
あとは、「よろしくお願いいたします」と自然に言えるようになったことだと思います。
中学はともかく、高校時代は割とお転婆なことばかりやってきた自覚はありますが、こういった礼儀が自然と身に付くのは安田ならではだな〜と思います。
ぜひ、新しい校舎や方針など変わっていく安田の中でも変わらない「柔しく剛く」の精神を誇りに思ってほしいなと思います。
でも今はしっかり高校生活を楽しんでくださいね!
こういうのは卒業してから気づくものだと思うんで。遊びすぎて赤点取ってもそれはそれで思い出になるからね。それと、学割はしっかり活用しようね。学生割引で大学生が対象外のところがあります。(許せない。)
☆おまけ~友達の作り方
特に中高を安田で過ごした方向けです。
これは私が実際に感じたことなのですが、友達ってどうやって作ってたっけ…? と、しばらくの期間頭がいっぱいでした。友達作りを頑張った記憶が中1で止まっていたため、そもそも友達ってどうやって作っていたか忘れてしまいました。少し焦りました。人って縁だしな、と最終的に開き直りました。
そして、これは入学してから思っていたことですが、共学出身の女子と女子校出身の女子って本当に感覚的なんですが、何かが違うんですよね。
ノリや会話の相槌やパーソナルスペースなどなどが。
なんでしょうこの差は。
そしてなぜか現在私の周りは女子校出身の友達が多いです。(笑)
友達が一人増える度に、頭のネジが外れているような私を高校の友達はなんだかんだ言いながら仲良くしてくれていたことを考えると改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。(笑)
【編集者より】
さとうきびさんからのお手紙、今度こそこれで終わり。東京でも元気そうにしているのが分かって、高校時代の部活の顧問としても、安心しました。
卒業生noteシリーズの第三弾はあるのか? 次は誰が送ってくれるのか? とても楽しみです。
■ 執筆者:STEAMコース1期生・さとうきび
髪を染めたくてもいろんな事情があり、なかなか染められないでいるSTEAMコース1期生のキラキラ(?)シティーガールです。
主婦のお財布にやさしい鶏胸肉をよく買うので、色んな調味料を適当に入れて色んな味付けのサラダチキンを作ることにハマりました。今のところ、失敗はなく全部美味しく作れています。
カラオケによく行くようになりました。機種はDAM派です。
■ 責任編集:安田女子高校STEAMコース主任(4年目)
教員歴24年(理科と情報、専門は物理)。
趣味は読書、好きなことは謎解き、好きな食べ物は粒あんです。