【卒業生note】卒業生から母校への手紙 vol.3-3
2024年3月1日、安田女子高校STEAMコースから一期生が卒業し旅立っていきました。その卒業生からの母校への手紙、東京に進学したOさんからの第三弾、パート3(最終回)をお送りします。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
前回に引き続き、STEAMコース1期生、主に広テレ企画やオープンスクールを担当していたOがお送りいたします!
今回は、「大学に進学して今私が思うこと」編です!
多分皆さん、この話が一番聞きたかったのではないでしょうか。今回は3つほどお伝えいたします! 現段階での話になるので、もしかしたら一年後とかには違うことを思っているかもしれませんが、ご了承ください。
☆「偏差値よりも、やりたいこと」
まず、1つ目は「偏差値よりも、やりたいこと」です。
私は実のところ、桜美林大学 芸術文化学群 演劇ダンス専修を志望していませんでした。それはなぜか。
答えは簡単です。偏差値ばかりに気を取られていたからです。芸術関係とはいえ偏差値が高いところはたくさんあります。初めは偏差値の高いところばかり志望校にしていました。そして、自分の偏差値とすりあわせて志望校を考えました。いざ総合型選抜の書類を準備しようとしたところ、偏差値で決めていた大学の志望理由書はすらすらと書けなかったんです。しかし一方、心からそこで学びたいと感じていた桜美林大学の志望理由書はすらすらと書けるんです。やりたいことが明確化しているだけで大学での生活を想像しやすく、やる気も断然湧いてきます。
そして、大学入学後もその差は顕著に現れます。やりたいことが明確な子は授業だけでなく、様々な活動に積極的に参加しています。かたや偏差値やなんとなくで入ってきた子は活動にも参加せず、授業すら出席点ギリギリを攻めて生活しています。今は小さな差でも4年後の卒業時には、習得したものに圧倒的な差が出てくると思います。
もちろん偏差値は大事な判断材料だし、大切なものです。ただ、大学に合格することだけがゴールではありません。その先の大学生活があります。どこの大学でなにをしたいか、今のあなたには決定権があります。もし、現在偏差値だけで大学を決めてしまっているのなら、今一度どこでなにをしたいか考え直してみてはいかがですか?
☆「まずやってみる」
続いて2つ目は「まずやってみる」です。
私はSTEAMコース時代、この言葉を大切にしていました。物事はまずやってみるというアクションを起こさなければ始まりません。それでもし失敗したのなら、それを糧にしてもう一度挑戦してみればいいんです。この「まずやってみる」を胸に活動したおかげでできた企画がたくさんあります。広テレ企画もそうですし、今皆さんが使っているかは分かりませんが、名刺のプロジェクトもこの言葉がなければできていなかったと思います。そして、この言葉は今でも大切にしています。大学一年生だからと日和らず、まずやってみています。
するとどうでしょう。銀河OPALという学郡長主導で毎年行われる舞台にこの夏出演することが決まりました! 昨年、コロナにより中止せざる得なかった為、ほとんどのキャストは昨年のままですが、空いてしまった5役の中の1役を任せられました。もし、やってみなければ選ばれる事もなく、広島でぐーたら過ごすところでした。皆さんも是非「まずやってみる」を大切にして活動してほしいです!
☆「想像してみて」
最後に3つ目は「想像してみて」です。
今、学校でどこに居ても受験の話ばかり。特に高校三年生の皆さん、そうではありませんか?
もちろん受験が大切で、勉強しないといけないのも分かっていると思います。ただ、時々不安になってきませんか、来年の4月、自分はどこでなにをしているんだろうって。私もずっと不安でした。
実は私は、総合型選抜で桜美林を受験した後、別の志望校を一般受験しています。特に、私のクラスでは推薦や総合型で受かっている人が大半で、一般入試に向けて頑張っていた人はわずかでした。周りは進路が決まり、楽しそうにしていたりおうちを決めていたり。。。内心とても辛かったですし、焦りも感じていました。
そんな時にしていたのが、将来の自分を想像すること。もしこの大学行ったら、こんなことして、彼氏作って、帰りにはおしゃれなカフェ行ってとか、10年後この大学を卒業した私はどんな仕事に就いて、どんなことしててっていうのを想像するんです。そうすると、必然的にその生活をしたいとモチベーションが上がって頑張れるんです。もし、息詰まることがあれば是非やってみてください。受験以外にも応用が効くのでモチベーションが下がった時や緊張したときにはやってみてください!
さてさて、終わりが近づいてきました。いかがでしたでしょうか。こんな感じで私はなんとか楽しく、元気にやっております! あの先輩、今こんなことやっとるんじゃ、、、と知っていただけたら嬉しいです! そして、誰かの力や励みになっていたらより嬉しいです😀
またいつの日か、STEAMで出会った方々にお会いできたら嬉しいな。なんて思っています! そして、また近況報告しますね。
それでは皆さん!ごきげんよう \(^^)/
■ 執筆者:STEAMコース1期生・O
高校時代は「STEAMってなに?」と聞かれないことを目標に活動していました!
東京の満員電車に未だに慣れず大変ですが、大好きなディズニーがある舞浜までは案内なしでいけるようになりました(笑)
最近は愛犬の写真が定期的に家族から届くので会いたくてたまりません。帰省したら、たくさん愛でようと計画中。
■ 責任編集:安田女子高校STEAMコース主任(4年目)
教員歴24年(理科と情報、専門は物理)。
趣味は読書、好きなことは謎解き、好きな食べ物は粒あんです。