見出し画像

【教員発信】 安田女子高校STEAMコース~アントレ講演会~2024

 安田女子高校STEAMコースは、2021年4月に新設されたコースです。
 今回、昨年同様にPSI(https://psi-ecosystem.net/)のご協力を得て、アントレ講演会をおこないましたので、ご報告いたします。

(↓↓↓昨年度の様子↓↓↓)


☆講演

 講演パートの講師は(株)エル・ティー・エスの鈴木さんと林さん。そして、サポーターとして広島大学の学生が数名来てくれました。

 まずは、鈴木さんから社会課題や課題解決の基本的なお話をしていただきました。特に、「なぜなぜ分析」や「課題と問題の違い」、「イノベーションとは」というところで生徒がたくさんメモを取っているのが印象的でした。そして生徒は、途中途中で広島大学の学生にサポートしてもらいながら、いま自分がPBLの時間に取り組んでいる課題をワークシートに埋めていきました。

 そして、林さんに講師をバトンタッチして、ビジネスモデルについて簡単に教えてもらいました。大学生や大人でも難しいとのことで、さらっとですがPBLで取り組んでいることとビジネスモデルについて関連付けようとがんばっていました。

 最後に、会社経営ゲームを体験させてもらいました。2種類のゲームで、オレンジジュースの販売とマンガの販売に分かれて、それぞれ経営者の立場になってさまざまな選択をしながら、利益をどれだけ出せるかチームで競いました。選んだ選択肢によってはハプニングが生じたり、打開策を講じたりしながら、チームで協力しながら経営の疑似体験を楽しんでいました。

結果を共有1
結果を共有2

☆ふり返り・生徒の感想

 今回も満足度は非常に高く、5段階で4.9でした。

 以下、生徒の感想から(抜粋)
・ビジネスについて昨年も沢山のことを教わったが、今回は具体的にどのような仕組みで企業側はどのようなことを考えてビジネスを展開しているのかをゲームをする上で実感しながら深いところまで知ることができた。(高3)
・今自分が行なっている事をビジネスに繋げるという考え方がなかったので、少し新鮮でした。私の場合、PBLの活動をビジネスに繋げるのは難しそうですが、身近な事をビジネスに繋げるにはどうしたらいいか考えてみたいです。後半の活動ではみんなとの話し合いやリスク回避が要になったので、今後の自身の活動でも仲間とのコミュニケーションや助けを求める事を大切にして活動に繋げていきたいです。(高2)
・プロセスや課題と問題の違いを知れてよかったし,その知識を活かして今後のPBLなどの活動に活かしていきたいと思いました。それに後半のゲームも自分たちで考えながら擬似体験楽しくできたのでよかったです。(高2)
・ビジネスだけではなくいろんなことに応用できる、課題や問題に対する向き合い方を知ることができた。ゲームを通して実践することができて楽しかった。(高3)


■ 執筆者:安田女子高校STEAMコース主任(4年目)
教員歴24年(理科と情報、専門は物理)。
趣味は読書、好きなことは謎解き、好きな食べ物は粒あんです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?