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反対に振る舞う(65)

他人のけんかを横でみているとよく分かりますが、一方が興奮して早口でまくしたてるように話していると、もう一方の人もそれにつられるように早口になり、その結果、お互いにますますエキサイトしていってしまいます。

このように、自分の振る舞いは相手の振る舞いから影響を受け、さらには感情や思考にも影響は及んでいきます。

自分を見失わないためには、早口な相手にはゆっくりと、大声の相手には小声で、キーキーとヒステリックな相手には低く押さえたトーンで、というように意識的に反対の振る舞いをするとよいでしょう。相手の勢いにのまれず、うまくすれば相手が自分のペースにつられてくるかもしれません。

その際には、自分と相手のやりとりを客観的に眺める(まさに、他人のけんかを横でみているように)という意識でいると、よりうまく対話のペースをコントロールできると思います。

文章:精神科やすだ (2007年8月23日初公開)
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●このマガジンは私が以前に発行していたメルマガの復刻版です
●マイペースなのは当時と同じで、かなり久しぶりの投稿になりました
●「ヒステリック」という不適切な用語を使ってしまっており、お詫びします
●リクエスト、間違いの指摘など、ご意見がありましたら何でも歓迎いたします
●詳しくは「はじめに」をご覧ください


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