食料自給率のウソ【全く問題ありません!】
よく、「日本の食料自給率が低くてヤバい!」という話をよく聞きますよね!
しかし、食料自給率が低いことは全く問題ではありません!
今回はそれについて、アウトプットも兼ねて解説していきます!
農作物の作られ方
日本の食料自給率が低いことが問題ではない理由は、「農作物の作られ方」を見れば明らかです。
農作物を作るにはまず、田んぼや畑を耕すことが必要です。
耕すには、トラクターを使用するのが基本です。
そして、トラクターを動かすには石油が必要ですが、ご存知の通り、日本では石油はほぼ採取できないため、ほとんど輸入に頼っています。
また、日本国内で作られる作物の種の約80%は海外から輸入しています。
それこそ、スーパーで売ってるナスやきゅうりは、みんな真っ直ぐで形が揃っていますが、それは「F1種」という種で作られているからです。
F1種はほぼ輸入しないと手に入りません。
つまり、種を輸入しないと国内の作物はほぼ作れないのです。
さらに、作物を育てるには肥料が必要です。
肥料の原料には、リン鉱石や塩化カリウムが入っていますが、国内では採取できないため、100%輸入しなければなりません。
つまり、日本の農業は輸入依存している状況なのです。
海外に頼ると危ない?
よく「海外に頼ると危ないから国内で自給すべき」と言われますが、本当にそうでしょうか?
むしろ、海外に頼らない方がリスクだと思います。
なぜなら、災害や天候不順などで国内で作れなくなった方が危ないからです。
実際に1993年、冷夏のせいでコメ不足に陥りました。
近年だと、台風被害の影響で、国内産のジャガイモが取れなくなり、ポテトチップスが消えたという事件もありました。
また、生鮮野菜の自給率は約80%ですが、天候不順で毎シーズンごとに価格高騰しています。
つまり、自給率が高い食品ほど、安定供給上リスクが高いのです!
逆に海外含め、調達先が複数ある食品の方が、リスク分散でき、安定供給できるのです!
食料自給率は厳密にいえば、海外からの輸入が途絶えれば、エネルギーも種も、肥料もないから、国内で食料の自給なんてできない。
それに食料自給率が高い食品ほどトラブルが多発。
これは完全な農林水産省もプロパガンダなのです!
参考
読んでいただきありがとうございます。よければサポートもお願いします。