OBJをAEへ読み込む(Cinema4Dの起動 / BlenderでGLBへ変換)
「背景を3D化してAEで動かしてみた」時に色々試したときにアフターエフェクトに3dデータ(obj)をなんとか読み込んでみた時の備忘録。
objの場合一旦シネマ4Dに読み込んでからaeへ読み込むか、Blenderなどでglb形式に変換すると直接aeへ読み込めます。
それとそもそもCinema4Dがなかなか起動できずに苦戦した記録。
AEでobj
作られたOBJをAEに読み込んでみるも直接読み込めません。
ちなみにトラップコード系のプラグインが入っていると読み込むことができますが、プラグインで参照して使用できるだけで直接使用することはできません。
Cinema 4D
起動してみる
アフターエフェクトを契約していると使用できるCinema4DLite(無料)の3DソフトにOBJを読み込んでみる。
まずは起動から。
基本的にAEと連動しているものなのでレイヤーからシネマ4Dデータを作る。
AEとは別のデータを作る必要があるので一旦c4dデータを保存します。
AE上にはなんか3Dっぽい感じが表示されているかもしれません。
シネマ4Dのデータ保存するとシネマ4Dが起動します。
Cinema 4D Liteは無料でフルバージョンは14日間トライアルできますよって言われてます。
ちなみにこの時のエラーが出る場合はOSアカウント名に日本語(2バイト文字)を使用していると起こるようです。私の場合2バイト文字使用していなかったのですが「-」を使用していて起こってしまいましたが。詳しい原因は分かりません。
起動できない(アカウント作成)
なんかエラーっぽいのが出て起動できない。
これはCinema4Dのライセンスが無い状態です。
アフターエフェクトに付属にして無料で使えるものだと思ってたのでそのまま起動できると思っていたのですが、Maxonのアカウントが別途必要がです。
右上のところの「Maxon App」になっているのならドロップダウンから「Maxonアカウント」に変更します。
アカウント作る
Adobeアカウントではなく新たにMaxonのアカウントを作る必要があります。
サインアップから新たにアカウントを作るか各種連携でサインインします。
ライセンスを有効にして起動する
アカウントを作ってログインするだけは使えるようになりません。
ログインするとTrial版とLite版のライセンスを有効にすることが出来るようになっています。
無料版を使用する場合「Lite」版を「有効」にする
ライセンスの部分が「Cinema 4D - Lite」になります。
OKを押すとシネマ4Dが起動します。
OBJをCinema4Dへ読み込む
シネマ4へドラッグ&ドロップで読み込みます。
インポート設定はそのままOK。
するとデータが読み込まれました。
Cinema4Dの操作
ちなみにCinema4Dのカメラ(ビューポート)の操作は
1 + ドラッグ(左) 移動
2 + ドラッグ(左) スケール
3 + ドラッグ(左) 回転
オブジェクトの移動回転スケールは左のアイコンから。
カメラを作り方
objを読み込んで保存するだけで問題ないので必要ないのですが、ついでにカメラの作り方は右の方のカメラアイコンをクリックするとカメラが作ることが出来ます。
見ているウィンドウは「ビューポート」というカメラとはまた別の視点になっているので左上の カメラ > 使用カメラ > カメラ で作ったカメラ視点に変更することができます。
保存
AEに読み込むために一旦保存します。拡張子は「c4d」になります。
OBJはAEで直接読み込めないのでGLBに変換しようとしましたがLite版だとエクスポートは使えないようです。
c4dをAEで読み込む
「c4d」はそのままAEへ読み込めます。
真っ黒になっている場合はスタートフレームだけ表示されていない可能性あるので時間進めてみる。
キャッシュを削除すれば解決するようです。
AEに読み込みました。
AEのカメラ
Cameraの部分を「Comp Camera」に変更するとAEの方のカメラに切り替わります。
しかしシネマ4Dのオブジェクトが表示されなくなりました。
スケールがすごく小さい
原因はスケールがすごく小さくなっていることでした。
シネマ4Dレイヤーを選択して下の方にある「Object List」ロールアウトからオブジェクトを選択します。特に何もいじってなければ「Dafault」だと思います。
選択したら少し上のところの「Create Null」で3Dオブジェクトを操作するようのヌルを作成。
スケールを1万倍とかにすると左上にようやくすこしだけ見えました。
ちなみにシネマ4Dオブジェクト自体のスケールはエクスプレッションで固定されてしますし、位置や回転もデフォルト値から表示されなくなります。
スケールだと限界があるのでカメラでオブジェクトに寄ります。
まずカメラの方向をオブジェクトの方に向けます。
目標点をすべて「0」にするとその方向に向くと思います。
近づいてみましたが、どうやら裏側が見えていたようです。
回転などの数値で逆側にします。
無事3D化されました。
表示された絵を見ると元の絵の上から少しテカテカしたハイライトがのっていてデコボコ感が出ていてそのままだと使いにくそうです。
シネマ4D側で多少ハイライト消したりはできましたが、陰影が消して元の絵だけ表示がうまくできませんでした。細かく調べればできるような気もしますがもしするとLite版だと限界もあるのかもしれません(細かく調整するならBlenderをおすすめします)
このまま使用する場合は色調整かけていい感じにする必要がありそうかなと思います。
エフェクトもかかるようでコーナーピンかけてみましたが、2D的にかかるだけのようです。3D的な立体感なかかり方して多少形状調整できるかもと期待しましたが無理そうです。
Stable Diffusion web ui のDepth Mapsで出力する時に調整すればデコボコ感とか多少マシになるかもしれませんね。
BlenderでGLBに変換
GLB形式の方が直接AEだけで読み込めるので利便性は高そうかなと思うのでBlenderで変換してみます。
Importからwavefront(.obj)
objファイルを選択。
読み込まれます。
Boxはいらないので選択してDeleteで消します。
一旦blenderのファイルとして保存を一応します(しなくても問題ないです)
次にExportからgLTF~を選択してエクスポートします。
無事書き出されます。AEに直接読み込めるようになります。
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