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負の要素を補い合いながら


こんにちは、Qnoir青山でフリーランス美容師をしている小川泰明です。

今年も冬の便りが届きました。

冬は苦手です。

冬が嫌いというより寒いのが苦手なのです。

でもでも、冬の羽毛布団の中なんて最高ですよね。


一方で、夏も苦手です。

夏が嫌いというより暑いのが苦手なのです。

でもでも、夏のキンキンに冷えたビールなんて悪魔的ですよね。


わがままも大概にせえよ、なんてツッコミが飛んできそうですが強く同意を求めます。 


まあ、要するに「冬があって夏がある」から良いんですね。

冬には冬の、夏には夏の、良いとこも悪いとこもあって、だからこそその両方が訪れる日本の四季は素敵なんだなって、自分もそんなことをわざわざ思うほどひどく歳をとった模様です笑


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そんな負の要素を補い合っている日本の四季。

これは我々の人間社会においても同じことが言えるんだと思います。

というよりむしろ、人と人が関わり合うということはそういうことなんだと思います。

家族、友人、恋人、職場の同僚、取引先のおじちゃん、近所のおばちゃん、手を振ってくれるちびっ子。

全知全能の神様みたいな人間なんて存在するわけがなくて、誰しもが心のどこかに弱い部分を持っているんですね。

どんなに強くたくましく見える人でさえも、みんなどこかに脆さや弱さを抱えていて、そんな弱さを誰かに預け預けられ生きているんです。

「強いものが弱いものを護る」と言えばすごく耳障りが良い言葉だけれど、現実にはそれぞれの足りない負の要素を補い合いながら生きている部分の方が圧倒的に多いんだと、この激動のコロナ禍を経てより強く感じるようになりました。

誰の世話にもなってねーよ、なんて思春期の悪ガキみたいなことを言うお輩も、実は誰かの足りない部分を埋める大事な役割を担ってるというわけです。

僕らはみんな凸と凹なんです。

誰かが誰かの隙間を埋めながら、そんな風にして今日も世界は廻ってるんですね。


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自分にとっても、近すぎてありがたみを忘れてしまいがちな家族だとか、なかなか飲みにも行けなくなってしまった友人だとか、シェアサロンで顔を合わせれば挨拶をしてくださるプロの方々・関係者の方々や、自分のような美容師を必要として頂けるおひとりおひとりのお客様、そんな日々自分と関わって頂いている皆さんに埋めて頂いている「僕自身の隙間」がきっとたくさんあるんだと思ってます。

とてもありがたいことです。

そんな僕も、このnoteをご覧頂いている方々の、そして日々関わらせて頂いている皆さんの「隙間」を少しでも埋めることができているならこれ以上幸せなことはありません。

自らの力を誇示し合うマウント合戦ではなく、誰しもが持つ負の要素を補い合うために、人と人が寄り添い合い、認め合い、助け合っていく世の中であるようにと祈る2021年の師走です。


最後に余談になりますが、、

「note読んでます」だなんて声を頂けることが増えて参りました。

くっそ恥ずかしい反面、、とてつもなくうれしいことでもあります。

というか、うれしすぎます。

本当にありがとうございます。

これからもゆるりとマイペースに、その時自分が想ったことや感じたこと、大切な人に届けたい想いを綴っていきたいと思っています。


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長文・乱文に最後までお付き合い頂きありがとうございます。



小川泰明


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