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音楽制作で参加したKinKi Kids 25周年ドームツアーの24451〜君と僕の声〜Blu-ray発売!
こんにちは、映画音楽を中心に活動している作曲家の石川泰昭です。先日、配信開始した山本篤子監督短編映画のサウンドトラック『Milk』に続いて、Blu-ray発売のお知らせです。
去年、音楽制作で参加した
「KinKi Kids Concert 2022-2023 24451~The Story of Us~」のBlu-rayが発売されました。東京ドームと大阪京セラドームでの公演の模様が収録されてます。
夏公演の「24451〜君と僕の声〜」の方のオープニング、エンディングシーンの「Overture」の作曲を担当しています。
自分でもお気に入りの作品だったので、こうして形にしてもらえるのは嬉しいです。
夏公演の方は、初回限定版にしか収録されないようなので、お早めにご購入してください!
光一さんとのお仕事は、以前主演ミュージカル「Endless SHOCK」でご一緒して以来2度目になります。
記念となるコンサートに参加させていただきありがたいです。
25周年を振り返っていく演出に合わせて、音楽も転換するように制作しています。
KinKi Kidsからの「宇宙的であまり音楽的過ぎない音楽」という要望に合わせて、上手く表現できた気がします。
昔からどの空間で鳴らすサウンドかというのは常に意識して制作していて、10畳くらいの部屋で鳴らす音なのか、コンサートホールなのか、とかによってサウンドの方向性を変えるのですが、今回はドーム空間で鳴らすという事を結構意識して制作しました。
映像や演出とのタイミングが、ばっちり合う事ができたので、ドームで本番の様子を見たのですが、自分でも感動し、改めてBlu-rayで見ても感動しました。登場後に2人が腕でハイタッチする場面がかっこよかった。
今回は、要望+自分の表現したいもの+メジャー感 という、3つが上手く表現できた気がします。
最近、ようやく自分が追求していた音楽が作れるようになってきた気がします。
僕は、アーティスト対職業作家、芸術対商業音楽のような、いわゆる二項対立的な捉え方はおかしいと感じていて、そうではない部分を模索しながら活動してきたので、ようやくそれが一つの大きな形として残せたのが良かったです。
自分の周りの方にも感謝です。
前半部分の繰り返しの部分が、演出などの関係で、後から尺が伸びました。
それに合わせて、アレンジを変更していって、メインメロディーの他に新しくチェロ、2ndヴァイオリン、1stヴァイオリンが徐々に重なっていく構成にしました。対旋律的に増えていくメロディーラインが上手くできてとても気に入ってるので、是非そこに注目して聴いてもらえればと思います。