小倉城連歌の会 復興される
豊前国の連歌
小倉小笠原藩では連歌も盛んで、豊前国出身で徳川家の指南役になった人もいるそうです。豊前国は万葉集舞台としても多く取り上げられていますので、昔から歌のレベルが高い地域だったのかもしれません。
そこで、このたび、豊前国文化事業団さんという文化事業の推進を目的とした団体が設立され、その発足イベントとして、小倉城(庭園)で連歌の会が開催されました。
連歌をリードされたのは、行橋の今井須佐神社様で、室町時代から500年間一年も途絶えることなく!(正確には493年だったかな)連歌の会を続けてこられた流派の皆さんです。
小倉城での連歌の会も、おそらく200年振りくらいではないかと思いますし、小倉城庭園も藩主下屋敷でしたので、江戸時代にもこのように庭を見ながらの連歌の会が開催されていたのではないかと思います。
ちなみに、小笠原家が小倉で歌を奉納していたのは、浜の宮という、今の築上町にある綱敷八幡宮(江戸時代の資料には椎の浜宮神社と書かれているそう)とのこと。ゆくゆくはそちらに奉納できたら、さらに筋の良いイベントになりますね。
初心者向けの和歌講座
このようなイベントが小倉で復興したことは個人的にも嬉しいことだなと思っています。
僕も、次回があるなら、一句読まねばと思っています。大河ドラマも源氏物語ですので、短歌(和歌)から始める日がきたかなと思っております。小倉城庭園では万葉集の講座も定期開催していただいていますので、そろそろですね。
どこかで、初心者向け講座が開催されればいいなと願っております。それにしても良かったです。僕も詠んだ句を奉納されてみたいです。