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水道ニュース・宇宙から“水漏れリスク”が分かる? 老朽化する水道管の水漏れを見抜くシステムとは トラウデン直美さんが取材【news23】|TBS NEWS DIG

動画の概要をまとめると下記のとおりです。

老朽化する水道管の問題
日本全国で毎年2万件以上の水道管破裂事故が発生し、その多くが老朽化によるものです。企業「天地人」は、人工衛星を使って地表面の温度や地盤のデータをAIで解析し、水道管の漏水リスクを特定するシステム「宇宙水道局」を開発しました。これにより、効率よくリスク箇所を特定でき、コストと時間を大幅に削減できます。

宇宙から見守る水道管
従来の方法では、地面の下の水漏れ音を聞いてチェックしていましたが、水道管全長が約74万kmに及ぶため、途方もない作業でした。群馬県前橋市では「宇宙水道局」を導入し、費用を6割から7割削減することができました。現在、全国の約100の自治体が関心を持ち、すでに11の自治体で導入されています。

地域ごとの対策
老朽化した水道管の修理には多額の費用がかかり、その費用は水道料金に反映されます。広域化や運搬送水といった対策が検討されています。広域化は、複数の自治体が協力して水道事業を運営し、コストを抑える方法です。宮崎市の天神持田地区ではタンク車で水を運搬する方法を導入し、20年間で1億9000万円のコスト削減に成功しました。人工衛星や広域化、運搬送水などの対策で、水道管の破裂事故を減らし、効率的な維持管理を実現することが求められています。

TBS NEWS DIG

そもそも国が一括して人工衛星から情報を分析して自治体に提供することはできないものだろうか。スケールメリットが効くような気もする。