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水道ニュース・和歌山市・水道料金改定 平均改定率17.8%


和歌山市、27年ぶりに水道料金改定へ

和歌山市は、来年4月から27年ぶりに水道料金を改定し、一般家庭の基本料金を約27%引き上げる予定です。これは、平成10年以降、料金改定が行われておらず、老朽化した施設の対応が必要であることから、5年前に料金改定の方針を打ち出し、検討を続けてきた結果です。

一般家庭の料金引き上げ詳細

今回の改定で、一般家庭の8割が使用している口径13ミリの水道では、基本料金が209円上がって979円になります。また、1立方メートルあたりの料金も3円30銭上がり、10立方メートルまでは25円30銭に設定されます。平均的に1か月14立方メートルを使用した場合、現在の料金1606円から321円値上げされ、1927円となります。

値上げの背景と市議会提出予定

和歌山市では3年前の送水用の橋の崩落事故を受け、水道の供給ルートの複線化を進めていますが、この事業が料金値上げに与える影響はごく一部にとどまると説明しています。和歌山市は、この料金改定を反映した水道事業の条例改正案を、9月11日から開会する市議会に提出する予定です。

和歌山市の水道料金説明会の資料は下記のとおりです。