2日間インターン@株式会社パーツワン
自己紹介
はじめまして!立命館大学国際関係学部の笠井康弘です。僕は、2018年の入学から4年生の真ん中までは京都にいましたが、2021年の夏〜2022夏は休学して留学(アメリカのテキサス州、ダラス)していました。留学中は、文化人類学と言語学を中心に勉強していました。
元々は4年で大学を出るつもりだったのですが、コロナで立命館大学が留学生の送り出しをストップしてしまったので、学校とは関係なく自分で奨学金を貰って行ってきた形です。留学後も休学をもう半年継続しました。それがこの2022秋〜2023春までの期間です。
最初は、日々に忙殺されてきた感覚が嫌で、休学中はゆっくりしたいという思いでした。しかし、社会人1年目の同い年のみんなを見ていると就活を早めに始めた方が良さそうな気がしてきて、就活を9月くらいから始めました。まずは、友達のオススメで「ジョーカツ」という就活イベントに参加しました。そこで縁があって、パーツワンを知ることになりました。そして、選考途中の「株式会社パーツワン」で2日間の対面インターンに至りました。
なぜこの記事を書いているの?
僕は「就活(社会人として生計を立てていく手段の模索)」を進める中で、実務を経験を通して自分の適性に気付くことが大事だと考えるようになりました。「企業選び」という大きな決断に踏み切る際の不安は「実務経験がなくて想像がつかなすぎる」という部分から来ている気がしています。
その意味でインターンは、選考生(自分)にとっても、パーツワン(企業)にとっても有益なものだと思います。選考生は、実際にオフィスで働く事で企業の現状をリアルに知ることが出来ます。企業は、選考生の業務への取り組み方や言動・行動を見ながら「本質的な見極め」をすることが出来ます。
実務を行う姿を見ないで採用をしないといけない「一般的な就活」には大きな違和感を感じます。しかし、インターン(よくあるインターンと言う名の説明会+座談会ではなくて)を実施すれば企業と学生のミスマッチのリスクを確実に下げる事が出来ると思います。というわけで、この記事は「インターン生、笠井康弘のパーツワン人事部での実務」なんです。「情報を目的・責任を持って発信する初めての経験」になります。とっても良い経験です。(※札幌から飛行機で東京まで来ています)
目的・業務内容・意義
インターン中のスケジュール
インターン初日は、朝イチで長倉代表へのインタビューを実施しました。その後は、インタビューから得られた情報のまとめ、記事の目的の確認、録音データの振り返り、等を行いました。
二日間を通して、情報の整理に特に苦しんでいました。業務なので、時間の使い方を定めて、優先順位をつけて「記事作成」に必要な細かい作業を進めていく必要があります。今までの大学での論文作成とはかなり異質な部分が多くて手間取っていましたが、良い「成長痛」になりました!
長倉さんの大切にしている考え方
長倉さんは、「上流・下流」という考え方を大事にしています。これは、何をするにも大事です。長倉さん、そしてパーツワンという組織がとても大事にしています。長倉さんの中で、この「上流・下流」を前提にした思考が出来るかどうか?は、学生を判断する時の大きな基準の1つです。だからこそ、この考え方について詳しく説明する記事を作成しています。
まずはネットの情報をベースにこれがどういう意味なのかを以下で説明します。
なんとなく、言葉の意味は分かって頂けたと思うのですが、ニュアンスがすごく大事なので補足説明をしていきます。「上流」は、抽象度が高く、「下流」にあたる「目の前の具体的な行動」からはかなり距離があります。「上流」は、目的・目標・理念とも言い換えられます。そして、「下流」はアルバイトのマニュアルに書いてあるような業務内容の1つ1つとも言いかえられます。具体的に実行できるアクションのことです。
パーツワンのやりたいことの「上流→下流」を世界規模で考える
動脈・静脈産業についての復習
これらの言葉は、選考フローで何度か耳にしているとは思うのですが、もう一度簡単に復習をしたいと思います。
具体例を出してもなお、この「上流・下流」を説明するのはとても難しいのですが、「上流」は「〇〇はどこから来ていたっけ?」という部分だと考えることも出来ます。
上記の例で言えば、「社員の具体的な仕事内容」は、「世界・人類レベルでの環境問題の解決」「持続可能な社会の実現」のために必要な、目の前の業務だと言えます。そうした業務に取り組むことで、大きな目標へと近づくことが出来ます。
「上流」(理想・目標)を実現するためには「下流」(具体的なアクション)が必要です。一見、上記の「上流」と「下流」は乖離しているように思えるかも知れませんが、間の細かいステップを1つずつ確認してみると、しっかりと繋がっているのです。
「上流と下流の考え方」の具体例
「上流と下流の考え方」を他の事例にも当てはめてみたいと思います。
◇ペンの例
ご自身がペンを、目の前にある机の上に向かって投げているのを想像してみて下さい。このシチュエーションでの「上流・下流」について考えてみます。
こんな風に考えているとキリがありませんが、下流(結果・事実)から遡って考えていくと、どんどんと階層が上(上流の方)に上がっていくのです。要約すると、目の前の事象(「下流」で発生している)に対して「なんでこれってこうなってるんだっけ?」と考えると、その「上流」の沢山の背景に気づけるということです!
パーツワン、そしてパーツワンの長倉代表は、この考え方を大事にしています。この考え方があれば、「目の前のタスクをやる意義」を常に忘れずに働くことが出来るはずです。ここでの「意義」は「どこに繋がっているのか」
とほぼ同じ意味です。パーツワンの目指す世界に共感できていて、「上流と下流」が綺麗に頭の中でリンクしていれば、大きな仕事の原動力が生まれるはずです。
長倉さんが「上流」を大切にしている理由×3
パーツワンの面白さ
パーツワンは、小規模なベンチャー企業であり、マニュアルは存在していません。つまり、「上流と下流」(目標と、目標達成のための具体的なアクション)の間の「目標達成のための道筋」は決められていないのです。
だから、パーツワンはその道筋を同じ志と熱量を持った仲間と共に徹底的に思考しながら働く環境です。ワンフロアのオフィスで、代表も社員も上流概念(判断基準)を共有しているからこそ、下流にあたる作業にも「なぜやるのか?」という意味付けが出来ます。
同じ目標を達成するにはどうすればいいか?を逆算して、事業部ごと、そして社員ひとりひとりが業務に取り組んでいるイメージです。
あなたが、リサイクル産業を担っていくべき理由
パーツワンの仕事の意義(上流概念)を上で要約しました。今のままでは限界を迎えてしまう現在の産業構造において必要とされるリサイクル産業(静脈産業)を拡大して行くのがパーツワンです。
もっと「上流」の話をすれば、この記事の」の項目で触れた通り、「世界規模での環境問題の解決」がパーツワンの「実現したい社会」です。ここまで強調してきたように、パーツワンではこの「原点(目的)に立ち返る考え方」を非常に大切にしています。これは、「本質思考」とも言えます。
「執筆作業」の上流概念である「目的」を忘れないように目的に立ち返ること、そして本質を忘れないことは本当に大事だと感じます。
本質と社会問題
本質を忘れてしまって、目先の利益に目がくらんだ結果、何か大切なものを
知らずしらずのうちに犠牲にして、自分の首を締めてしまっているケースは
この世の中に数多くあると感じています。環境問題はもちろんのこと、
他のジャンルでも課題は山積みです。
食における遺伝子組み換え作物による健康被害。売上促進を追求したがゆえに起こってしまっている、ファストフードや炭酸飲料の中毒症状。それに付随する糖尿病患者の問題。教育において、仕組みやルールに固執するあまりに、生徒1人1人にとっての最善の教育から遠ざかってしまっている問題、などなど。
仕事と社会貢献〜大学生の葛藤〜
この世界には、ポジティブな側面もたくさんありますが、課題は山積みです。そんなこの世界から、たくさんの恩恵を受けて育ってきたからには、
ある一定の「果たすべき責任」があると感じます。その意味で、僕は仕事選びの価値基準の1つとして「社会貢献」を大事にしています。それが、僕がパーツワンに興味を持った大きな理由の1つでした。
「環境問題」は目を背けたくなってしまうほど壮大な課題かも知れませんが、人生において、かなりの時間を割くことになる仕事を通してこの課題にアプローチ出来るということには、大きな意義を感じます。
そう言っても、自分の人生を楽しく幸せに過ごしたいというのは、自分の中で極めて大事な価値観です。権利と義務、自由と責任。ここは、非常に揺らいでいる部分です。ですが、就活は結局「自分の心の声」によく耳を傾けて、自分で自分の選択を正解にしていくしか無い。そう強く感じます。
2日間の学び・感じたこと
学んだこと
感じたこと
最後に
この記事では、1学生としての笠井康弘という人間からみた「パーツワン(長倉さん)の大事にしている価値観」について説明してきました。繰り返しにはなりますが、この記事の内容を「パーツワンと合うのか合わないのか?」の本質的な判断に役立ててもらいたいというのが今回の記事での意図です。
今回の記事でも、僕は人事の河野さんにたくさん意見・指導を頂きながら
という「執筆活動の上流」を常に意識しながら書いてきました。
この執筆活動の「上流」(背景)は以下の通りです。
この「上流にあたる思い(意図)」があるからこそ僕は今こうしてnote上で
文章を書いているんです。このnoteは「上流・下流の考え」を体現しています。
このように、本質をとにかく大事にするパーツワンのこの考え方は、記事の執筆活動においても重要です。全ての作業には(作業に限らず、言葉や事象においても)背景、すなわち「上流」があります。僕は2日間のインターンで、上流(目的・本質)を見据えて本当に深く考えることの重要性を再確認しました。
7000文字近い長い記事にはなりましたが、最後まで読んで下さった方にとって価値ある内容だと思って頂ければとても嬉しいです。最後まで読んで下さって、ありがとうございました!