ブルワーズからトレバー・リチャーズを獲得
どうも、ヤスです。少し遅くなってしまいましたが、7/6に起きたブルージェイズのトレードについて触れていきます。
ブルワーズからリリーバーのトレバー・リチャーズを獲得 ラウディ・テレズを放出
まずトレードの収支です。
ブルージェイズ
トレバー・リチャーズ(RHP)
ボウデン・フランシス(RHP)
⇅
ブルワーズ
ラウディ・テレズ(1B)
各選手簡易レポ
トレバー・リチャーズ 1993/5/15 RHP BAT/THROW R/R
大学ではドラフト指名されず、独立リーグで投げた後16年7月にマーリンズと契約。今年はレイズに所属していたが、5月にウィリー・アダメスと共にブルワーズへトレードされていたため、1ヶ月と少しでア・リーグへ戻ることに。平均92マイル程度の速球とチェンジアップを組み合わせたピッチング。ちなみに大学出身で、その大学の名称が Drury universityというのはコアなブルージェイズファンならフフっとなるかも。
Bowden Francis 1996/4/22 RHP BAT/THROW R/R
17年にホセ・バティスタやラッセル・マーティンも過去に所属していたチポラ短大から、ドラフト7順目でブルワーズに指名され入団。90〜93マイルの速球に、スライダー、カーブを織り交ぜる。チェンジアップは多く使わないが、左打者から空振りを奪えるボール。これらのボールをストライクゾーンに投げ込める制球力を有する。マイナーでは11試合に登板し7-3、59.2イニング ERA3.62 65奪三振。
トレード雑感
放出されたテレズですが、今年はブルージェイズでは50試合で.207/.268/.331 4HR OPS.599と、DHメインの打者としては失格レベルの成績でした。さらに、スプリンガーが怪我から復帰したことでレギュラー級のOFが4人いることになるため、DHまでポジションの玉突きが起きておりテレズの使い所がありませんでした。レギュラーOFたちは来年以降も契約があり、1Bには絶対的レギュラーのゲレーロジュニアという状態が続くため、誰かが怪我したときの控えにしかならず、そしてテレズは1B専というポジション的な使い勝手の悪さも放出の後押しになったかと思われます。
獲得したリチャーズですが、試合を左右する場面で投げさせるほどのリリーバーではないものの、ブルペンが足りていない今のブルージェイズには貴重な戦力となるでしょう。Bowden Francisに関してはマイナーではスターターですが、ブルージェイズの今の状況的にブルペンでの昇格のほうがありえそうです。
現時点で首位のレッドソックスに9ゲーム差という非常に苦しい状態ですが、ブルペンを補強するということはまだファイティングポーズを取り続けるという意思表示に見えます。売り手に回るという情報はまだありません。7/30のトレードデッドラインに向けて、勝率5割を下回っている状態だと売り手に回ることが考えられますが、いずれにせよこの3週間が勝負になります。