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私が46歳になって終活をしている訳

先日の初投稿から何を書こうかなと考えていましたが、文章を書くのって本当に難しいですね。
で、まずは終活に至った経緯を書こうかなと思います。
そもそもは7年前になりますが、母の大腸癌が見つかったのがきっかけだったように思います。見つかった時には既にステージⅣで5年生存率は19%程度という事になります。

私はその当時慢性期病院でリハビリの仕事をしており、過剰な医療に疑問を持っていたので中村仁一先生の「大往生したけりゃ医療と関わるな』などの本を読んでいました。そのため母の癌に対してはそれなりに受け入れることができたように思います。(母は当時61歳ぐらいだったので若い年齢になりますが)

その時から父は日中を通してアルコールを摂取するようになっていき、今までしていた農作業や外部との関わりが少なくなっていきます。で兄は自分より2つ上で、30年ほど前に車の事故により頚椎損傷になって入院。病院生活を何年も送り15年程前より24時間の介護を受けながら一人暮らしの生活をしていましたが、母の癌が見つかる前に脳出血を起こしてしまって意思疎通が取れなくなってしまったんですね。(現在も入院中)

これは流石にまずいなと思いまして、ここから家の片付けをする生活が始まりました。とにかくうちは祖父の家、父の家があり(他に3件貸家がある)農業をしていた事や祖父が物を捨てるなと言い片付けなどしたことがない状態でした。
その為物に溢れており、片付けが長期に渡ってしまいましたが、実家のある市は幸いなことに月〜土曜日まで家庭から出る粗大ゴミを受け入れてくれるリサイクルセンターという場所があったのでとにかく平日仕事が休みの日は軽トラに捨てるものを載せて何往復もしながら片付けをしていきました。

母は令和元年の8月に他界、祖父は認知症、父はアルコール依存症が進行していきます。母が亡くなってから父をアルコール依存症治療のため病院へ入院させますが、退院後すぐに再飲酒が始まり家の片付けを手伝うどころではなく又一日中飲酒をして過ごすようになります。
そこから何年か少しずつ家を片付けていき昨年から父が入退院を繰り返すようになってから実家の2階を片付けるようになりました。(実家は一階が全て車庫で2階が居住)30年間動かされることのなかったタンスなど友達に手伝ってもらい2階から庭へ落としてバラバラになったタンスを軽トラに載せて捨てるを繰り返していきました。

令和5年に入ってから祖父はコロナを発症(95歳)立ち上がれなくなり入院後介護が必要なったことから私が勤めている施設に入所する事になり、ここから祖父の家の片付けが始まります。この間私は病院から施設に仕事を変えています。祖父は物への執着が強くガラクタも捨てず、家のあらゆる場所に物が置かれてました。押入れの中にタンスがあったり、全く着ない服がとてつもなくあったりしましたが、祖父が入所しているお陰で迷う事なく捨てていくことができました。瓶詰めされた腐った梅や真っ黒になったニンニクなど嘔気をしながら片付けましたね。

私は片付けをしながら祖父や父へ憎悪を感じることが度々あったように思います。ただ今の年齢なら何とかなると思い、仕事の傍ら片付けに専念していきました。
祖父や父が元気なうちに子供や孫に迷惑を掛けたくない気持ちがあれば早いうちに片付けをするなどできた筈ですが、そんな事を考える筈もないなと思うこともありました。
この7年間3軒の家を片付けてきました。(兄の借りていたアパートも含めて)
色々なサポートがあったお陰で今年の11月にほぼ片付けを終えることができました。まだ細かいものは残ってますがそれでも軽トラ一台くらいの量です。片付けた家は売却したいのですが祖父が認知症で売却できないため2軒の家が空き家状態です。

片付けをしていて思ったのは祖父はとにかく自己顕示欲が強く親戚の中でしか生きていない人間だと思いました。法事の際に自分はこれだけ土地を持っている貸家があるなど自慢ばかりをして承認欲求を満たしていたように思います。ただそんな承認欲求は満たされることもなく物を溜め込み心の隙間を埋めていたのかなぁと私自身が勝手に考えることもあります。
自己中心主義で自分の欲求ばかりを追い続け、次の世代のことなど何も考えない祖父には対し嫌悪感でいっぱいですが、その気持ちを持ち続けても私が疲れるだけなのでこの歳で片付けができたことをプラスに変えていこうと
思っています。

父は現在実家出て、私が住んでいる家の近くのアパートへ引っ越しをしました。そこは1R で家電家具も付いて体一つで入れたのでラッキーでした。
12月に入ってから病院を受診して主治医に酒をやめるつもりはないとはっきり言ったのでまぁ体が悪くなるまではそこで住めるようにサポートしていきます。
高齢になると広い一軒家に一人で住むなど私はお勧めしません。お金があれば早いうちに有料などの施設や高齢者アパートなどに引っ越すのが賢明だと考えています。物を極力少なくすることもとても重要だと改めて思っています。
・一人で持てない大きなものは今すぐにでも処分しておく
・高齢者は家を売却し、アパートや県営住宅など借りる(売却できない場合 
 は取り壊して国庫帰属返納制度を利用する)
・片付けは早いうちに越したことはない
・物は少なく必要最低限のもので生活する習慣をつける
・お金があれば業者に頼む

地方の空き家はどんどん増えていきます。売却したくてもできません、加えて来年度からは空き家対策のため名義変更が義務付けされるので早めに動いた方がいいと思います。墓じまいの併願供養も来年の1月には終わらせるつもりです散骨にするか、永代供養にするか来週菩提寺に相談してくるのでそれも書いていきたいと思います。
読みづらい文章だったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
#終活



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