持ち家の憂鬱
私は地方の田舎に戸建てを購入している。住んで6年になるが手放したくてうずうずしている。
購入した当初は色々な理想を掲げていたが、現実はそうもいかずこれだったら家なんか建てないほうが良かったなと。
ここ何年か終活をしてて田舎に家を建てるリスクをとことん味わった。
空き家の半端ない数、管理する大変さを考えただけでも未来が暗くなるし、一定の場所に縛られて動けない、転職などのハードルが高くなる。不動産価値は下落、挙げればキリがない。
子供達が巣立ち孫を連れて帰ってきて楽しく過ごせる妄想や家を子供に残したいとか迷惑でしかない。
そもそも結婚するかさえ分からない時代なのに。
職場の同僚で家を建てて小遣いが1万5000円とか正気の沙汰じゃない。そんなお金じゃ自己投資もできないし、給与が上がる訳もなく35年のローンを支払う。
会社が存続するかさえ分からない。
これから10年で田舎は戸建ても建たなくなるだろう。田舎から離れる若者、原材料費の高騰や職人不足が荒波のように襲ってくる。
もし今から田舎で家を建てようとする人がいるなら チャレンジャーでしかない。
奥さんにもリスクを説明して早々に手放して賃貸に移るよう話をしたいと思っている。
家庭生活が上手くいって幸せを感じて生活に余裕があるなら家を建てる事もいいと思うけどね。
人生の価値をどこに置くから人それぞれだし自由なんだけど、四国のど田舎のみんな無理せず人生を楽しもうでないか。
おっさんの戯言でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?