修羅場の数だけ強くなる!

「あ〜もう、にっちもさっちも行かないなぁ。」
「出来る事なら、この状況から逃げたい。」
「何で、自分にだけこんな悪いことが続くの?」

数の多い少ないはあっても、こんな気持ちになった事は誰にもあると思います。
もちろん私にもあります。
まあまあ、よくもこんなにも・・・
振り返ると公私に渡って、数々ありました。

修羅場〜インド神話、仏教関係の伝承などで、阿修羅(アスラ)と帝釈天(インドラ)
    との争いが行われたとされる場所の事。転じて、激しい闘争の行われている場
    所、あるいはそのような場所を連想させる戦場または事件・事故現場といった
    状況を指す。日本においては、特に争いの原因が痴情のもつれである場合を指
    して用いられることが多いが、本来の意味とは異なる。

今回は痴情のもつれではなく、
激しい争いや大きな揉め事をなどを『修羅場』という理解で書き進めます。

私が30歳を目前にした時、制作部から報道部に異動になりました。
その当時の報道部長が、異動の挨拶の際に私に伝えた言葉があります。
「男はなぁ、修羅場の数だけ人間力が上がるんだ。修羅場から逃げるな。
 いいかぁ、逃げるなよ〜。男はなぁ〜逃げてはいけないんだ。」
今ならば性差別的でもあり、パワハラ的でもある発言とも捉えられ、
物議を醸すような発言です。
でも、この言葉は私の中で20年以上も生き続けています。

最初は恐怖を覚える程の修羅場も、そこを潜り抜けると強さが身に付きます。
同じような状態に直面した時、今度は怯える事もなく対応する事が出来ます。
本当はこんなに短くまとめられるような事では無いのですが、
修羅場を潜り抜けた経験は、換金出来ない財産になると思います。

修羅場と思い、それではいけないと感じながらも
そこから逃げてしまう事もあるでしょう。
命に関わる時以外は、逃げた事はきっと後悔します。

修羅場を潜り抜けた経験は、財産になりますが
反対に逃げた経験は負い目になってしまうと思います。

今、私の周りには本人にとっては大変な『修羅場』に直面している若者が複数います。
そこを潜り抜けるための方法の一つを私は知っています。
でも、手取り足取りの指図はしません。我慢してそれをしません。

助けないのではありません。
それでは修羅場を潜り抜けた事にならないから、敢えて指図はしないのです。
促しや、励まし、状況把握のサポートは徹底的にやります。

私自身も、まだまだ修羅場を潜り抜ける必要があると思います。
もっと強く逞しく、今よりも優しく朗らかになる必要がある!
そんな信念があるからです。

修羅場は、成長のための絶好の機会です。
逃げずに挑む!その姿勢を持つ事にはジェンダーの境目などありません。
皆、平等に挑む事が出来ます。

どんと来い!
必ず乗り越えてやる!!
その意気です。
さあ、今日も活気に満ちた一日を過ごしましょう。


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