謙虚である事!自信を持つ事!!
傲慢な人、人を見下す人が人望を集める事はありません。
以前、某著名実業家が周囲を睥睨するかのように、
通行人に避けさせながら悠然と歩いていたのを目にした時には、
とても嫌な気持ちになりました。
一方、人材派遣などで一世を風靡した、今は亡き著名実業家は
人を惹きつける魅力と謙虚さを合わせ持つ方でした。
その方と初めて会った翌年、私の名前を『さん』付けで呼ばれた時には驚きました。
一度会っただけの若造の事を覚えていらした事、
笑顔で名前を呼ばれた事に感激したものです。
年齢を重ね、経験を積み、社会的地位が向上すると
ついつい自分を見失い、謙虚さを忘れてしまいがちだと思います。
仕事のために、意図的に悪役を演じるのとは違います。
無意識のうちに、周囲を見下す、ぞんざいに扱う、命令口調になる、
こんな態度を普通に取る事の無いように、
私は毎晩、その日を振り返ります。
若手の成長のために、敢えて『反骨精神』を刺激する事はあります。
それは、普段から若い世代を見下していたら、
敢えてとった行動の意味は薄れてしまうと思います。
支えてくれる存在に常に感謝していると、
自分の力はまだまだ微力だと認識し、謙虚になれるような気がします。
謙虚ならば、『ありがとう』『すみません』
という言葉が自然と口をついて出て来るのではないでしょうか?
争いごと、揉め事は、感謝も謙虚さも無いところに生まれると思います。
無用なトラブルに巻き込まれるのは、自身への警告かもしれません。
しかし、謙虚と自信が無いのは、似て非なるものだと思います。
言い換えると傲慢と自信は別のものでは無いかと!
自信を失うと、何をするにも不安がつきまとい、
推進力が大きく損なわれてしまうと思います。
私も以前の職場では自信を失い、負の連鎖に陥った事があります。
そのため、自信を持つ事、自尊心を持つ事の重要性は身を持って持って知りました。
謙虚でありながら自信を持つ事。
自信と自尊心を土台にしながらも謙虚である事。
とても難しい心の在り方です。
まだまだ自分には出来ていません。
経験の無い若手、実力を上げる必要がある人材、自己評価ばかりが高い存在、
彼らと目線を合わせて、共に成長出来るように!
さあ、今日も一日を始めよう!!