仕事のアイディアが湧く環境とは?

私は、テレビマンとしてキャリアをスタートさせました。
番組制作という重責でしたが、
時代の風潮もあって自由な発想を表現する事が許されていました。
制作費が100倍もあるキー局制作の番組に視聴率で勝負を挑んだり、
無謀とも思える企画を作り、キャラクターを育て、
スピンオフ商品を生み出していました。
振り返ると、恥ずかしいようなものもあります。

今、思うとよくもあれだけの企画を立て続けに考えたものだと感じます。
若気のいたりと言えるようなものも多数あったとは思います。
しかし、当時の先輩・上司はそれを潰すよりも
『実現に向けて何が必要か?』を考える習慣を与えてくれました。
その思考は、営業職に変わってからも管理職になってかも
生きていました。

時を経て、若手が積極的にアイディアを生むような環境を提供出来ているのだろうか?
そう考える事が多くなりました。
仕事に追われて、好きな事を考える余裕すらないようになってはいないか?
がんじ搦めに縛り付けて、自由を奪っていないか?
アイディアを撥ねつけるような事はしていないか?
楽しく仕事出来ているか?
若手の思いに耳を傾けているか?

アイディアが湧く環境は、自分で作ることが出来ます。
その環境を与えてもらうまで何もしないままでは
残念な結果にしかならないでしょう。
一方で、自由度が少ない環境下では、
新しいアイディアどころでは無くなるのも事実です。
オンとオフを切り替えて、仕事から自分を解放する事は絶対に必要です。
それと、仕事を好きでいる事!
好きな事は、ふとした瞬間に頭に浮かぶものです。
出来うる限り、自分の自由な時間を作る事。
そして、今やっている仕事がやらされではなく、
興味や関心を持てる事にすると、
アイディアは必然的に湧いて来ると思います。
私は、若手にそんな環境を提供出来るように努力します。

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