『たたく』のは正義ではない!

昨日の参議選は投票しましたか?
投票したい候補者がいない、
支持したい政党がない事は投票しない理由にはならないと思います。
『無効票』でも意思表示はするべきと
私は信じています。

投票日を目前に控えた8日金曜日。
日本はもとより世界を震撼させる事件が起きました。
安倍晋三元総理が、選挙の応援演説中に狙撃され
命を落としてしまいました。

総理大臣連続在職日数2822日、通算在職日数は3188日と、
いずれも歴代最長を記録した故安倍晋三氏。
世界中から弔意を表され、その功績を讃えられていますね。

しかし、生前はどうだったでしょう?
第一次安倍内閣は1年ほどで解散しました。
そして第二次安倍内閣はまだ記憶に新しい
2020年に解散しています。
解散前の叩き方は、まるで世論を煽るかのようだったと感じています。

確かに、黒い問題はありましたし、
今も解決していない問題が山積しています。
しかし、それが全て、何も無かったかのように賞賛に切り替わっています。
あれほど叩いていたのに、急に賞賛に変わる・・・
私は違和感を感じてしまいます。

インターネット、SNSがどんどん発達する中で
その利用者が日頃の鬱憤を晴らすかのように、
ターゲットを決めて『たたく』風潮が強くなっていると思います。

これは、政治やメディアの世界ばかりではなく
日常生活の中にも入り込んでいるように感じています。
そして『たたく』事を正義と勘違いしている方がとても増えているように思います。

『たたく』事によって相手を陥れて、自分の正義を匿名で主張する。
これ、フェアじゃないです!
『たたく』のではなく、面と向かって注意する、意見する、議論する!
これが出来ないのに『たたく』事でマウント取った錯覚しているのは
とても情けない心情と思います。

『たたく』行為は、時に相手の精神状態を破壊します。
それは正義ではないと思います。

匿名ではなく、正々堂々と意見する。
真正面から注意する。
逃げずに議論する。
そうありたいと思う次第です。

最後に、安倍晋三元総理、安らかにお眠り下さい。

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