教える事は学ぶ事

私は、僭越ながら社内セミナーの講師を務めています。
毎週金曜日、時間は30分です。
準備には、それなりに時間をかけています。
受講してもらう社員の成長に少しでも寄与したいからです。

最近のテーマは『ビジネスマナー』です。
社会人歴30年を越えるとはいえ、
自分自身がきちんと出来ているのかどうかを疑いながら
資料を作っています。(笑)

「下手な事は言えない」
「適当に流す訳にはいかない」
そう考えてあれこれ調べていると、
教えようと思って準備したり、社員の反応を観察する事が
自分自身の学びになっていると実感しています。

問題形式にしたり、メモ欄を用意して
解答用紙を回収すると、その社員がどんな思考なのか、
どのように学ぼうとしているのかがよくわかります。

例えば、ビジネス用語。
略語がとても多いのですが、略す前の原語を覚える事なく
略語とその意味だけを覚えようとする方が大半でした。
この方法では、自分に浸透する度合いは浅くなり、
再テストするとほぼその内容は忘却の彼方に去っているものと思います。

単純に暗記するだけでは、実践で使えるようにはなり難いのではないでしょうか?
その意味や成り立ちなどを知って使うのと
表面的に使うのとでは
実際のビジネスシーンでは、伝わり方にかなりの違いが出るだろうと思います。

こうした状況は、解答用紙を回収して初めてわかりました。

オンライン受講の方には、敢えて名指しで質問をします。
一方通行では、理解度も浸透度も表面的になると思っているからです。
私もフィードバックが欲しいので、
画面を消しミュートのままの受講ばかりを選択するのは避けてもらうよう伝えています。
(それでも、オンライン・カメラ無し・ミュートばかりにする者はいます)

準備で学び、
反応を見て学ぶ。
教えることは学ぶ事!

さあ、今日も学ぼう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?