【卒業のための犯罪プラン】マイナス意見多め【小説感想】

■評価
1.5/5.0!好みでなかった!

あまり好みではなかったので、マイナスの意見が多いです...
「なぜ好みではなかったか?」の掘り下げのために描きます。

■(客観的に見て)面白そうな点
・事業創出を大学内のルールとしてゲーム要素に落とし込んでいるところ独創的でキャッチー



〜以下マイナス意見〜


■思うこと
・どういう気持ちで読めばいいかがよくわからん
「主人公は2年生で大学を卒業できるのか?」なんだろうけど、あんまりそれに向かって頑張ってる感じがない。話の小さい山と谷もないので、途中で飽きる

主人公は悪いことをするでもなく、派手なことをするでも無い

「犯罪プラン」なら校則の裏をついて犯罪スレスレでポイントを荒稼ぎするとかがあれば気持ちよく見れた?

・起承転結のストーリ展開について、全体的に必然性がないように感じてしまう
ストーリーありきでキャラクターが動いてる感、ない?

・本筋に関係ない話が多すぎる
なんか飲み会のなんにも脈絡ない持論を無限に聞かされてる気持ちになった
Twitterのバズツイートみたいな話多すぎないか...?

・ヒロインが空気
重要な役割がなく、行動もなんか流れでやってる感が

・三賢人が舞台装置
→三賢人、という言い方を早めにしてしまってるせいで、その人たちが何らかの重要な役割をになうんだなぁ、感が出てしまってた

・人物設定が薄い気が
→三賢人は多分頭がいいんだけど、その説明が主に以下二つ
1.他キャラがその人の説明をする
2.三賢人各キャラが頭の良さそうな持論を話す
話の中だけで頭がいいアピールをされるので、押し付けがましく感じた。その話の分で立ち振る舞いや過去の掘り下げなど、行動にフォーカスした表現があった方がよかったのでは

・タイトル...
「犯罪プラン」といいつつ犯罪要素がない。変える前のタイトル「箱庭の小さき賢人たち」の方が良かったのでは?

■一行要約
学内でポイントを稼ぎきり卒業するため、

■起承転結
起:学内ポイントを稼ぎ切り、1年で卒業しなければいけない!
→CQ「主人公はポイントを集め切ることができるのか?」
承:監査サークルに入りつつ、評価アプリを流行らせる
転:黒河に不正として摘発されてしまう
→CQ2「主人公は救われるのか?」
結:黒河がカメラを買ってくれてて、卒業する必要がなくなった!めでたし!

■展開について思うこと
・承の部分、ポイントを稼ぐための努力要素が無さすぎない?

・結の部分、CQ2に対して、クライマックスのエモさが足りない
主人公の努力は関係なく、黒河がいい人でした〜、だけで終わるのでなんだかなぁ


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