【僕だけがいない街】一風変わったタイムリープもの【漫画感想/書き散らし】

元々好きな漫画だったが、ブラッシュアップライフを見て「タイムリープもの、読みて〜」となったので、1日で再度読破した。

■面白かった点
・予想を裏切る展開
→過去に行って人生をやり直す、過去に行き過去改変して未来に戻る、という話は多々あるが、そのまま意識不明で時がすぎるという仕掛けに意表をつかれた。それに関連したタイトル回収もgood
・再上映能力が不自然でない
→始めは「他人に不幸なことがあると5分くらい戻る能力、原因解消したら発生しなくなる」なのが、母の死で「すげー昔に戻る」になったり、雛月死亡で「現代に戻る」になったりで安定しない。が、その辺の能力の不安定さ混みで展開が予想できないので良いほうに作用してる気がする
・再上映について「他人を救えるが、自分は不幸になる」という始めの説明が最後の15年間意識不明につながってて良い


■気になった点
・アイリへの思いがちょっと短絡的では?あまり関係が深くなってない気が...
・雛月がかなりの重要人物の割に最終決戦に絡んでこないのが惜しい気がしてしまう
・漫画家設定、必要だった?

■一行要約
過去に戻る脳力がある主人公が15年前に戻り友人を救うが、自分が犠牲になってしまい、15年経過する話

■起承転結
起:"再上映"が起きる主人公が、母が殺されたことを契機に小学生時代まで戻る
承:やり直しで雛月の失踪を防ごうとするが、失敗。2回目のやり直しで失踪を防ぎ、虐待も止めることに成功。
転:犯人に目をつけられ、水没。目が覚めないまま15年経過
結:真犯人を追い詰めて完

■もうすこし細かく
1巻、大人
・"再上映"能力の説明
・小学生時代の事件の説明
・アイリとの関係形成
・母の死
・小学生時代への"再上映"
→CQ:真犯人を見つけ、母の死を防ぐことができるか?
中目的:警察からの逃亡

2巻、"再上映"子供
・再上映のタイミングから、母の死と雛月の失踪が繋がっていると推測
・雛月の死を止めようとするが、失敗
・雛月の死で"再上映"終了

3巻、"再上映"終了後、大人
・アイリの協力を得ながら警察から逃亡
・が、失敗
・再び再上映

4巻-6巻、2回目の再上映
・雛月を救うことに成功
・真犯人に目をつけられ川に沈められる
→CQ2:悟はどうなるのか?八代との決着はつけられるのか?
・意識不明のまま15年経過

7巻,8巻
・悟リハビリ
・八代との決着
・アイリと再会


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