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はじめまして!yasuです!



はじめまして!どうもこんにちは!

私、京都大学の経済学研究科に通うM1のyasuと申します!


簡単に経歴をお話しいたしますと、
 ・大阪府出身
 ・中高は奈良の学校
 ・1年の浪人を経て
 ・W大学の経済学科を卒業
 ・なんで私が京大に?
という感じです。計量経済学(ノメノメ)とか、数理統計学とか、因果推論(スイスイ)とか、機械学習とか、その辺に興味があります(実力が伴っているかどうかは知りません)。あと、現在就職活動真っ最中(つらいです)。


noteを開設した理由は至ってシンプル、ただの自己満日記です!日々の汗と涙の結晶(大げさ)の記録を残して、その中のなにかちょっとしたことが見ている人にとってプラスになってくれればなという、某牛丼チェーン店の給茶機から出てくる緑茶のように淡い期待を抱きながら、ダラダラ書いていきます。ぜひお手元に緑茶とM屋の牛丼を用意してお楽しみください(なお僕は敬虔な吉野家派)。


というわけで、今日は2024年10月1日。後期が始まりました!東工大の命日かつScience Tokyoの爆誕記念日でもありますね(名前かっこいい)。


X (Twitter) にて東京科学大(旧東京工業大)の学生にいじられる益先生(元東工大学長)



はじめての投稿なので、ぼくの後期の時間割でも紹介してみることにします。

M1後期の時間割



いやぁ、なんだか、学部3年生みたいな時間割ですね。1限が週に3日もあるのは、大学院生の狂った体内時計を矯正してくれるかもしれません。


この中で特にキツイ(しかし楽しい)のが、金曜3限の「上級計量経済学」で、いわゆるCore Courseのエコノメです。教科書は、(防弾チョッキよろしく)(ライターの長さよりも厚みのある)Hansen (2022)Wooldridge (2010)でして、とある東大経研の方のブログで「発狂した経研生による殺人事件の凶器の1つとしても有名(大嘘)」と形容せしめる、それぞれ非常に読み応え・食べ応え・噛み応えのある一品となっております。講義の内容は、古典的なパラメトリック推定の理論を線形モデルのOLS推定から非線形モデルのGMM推定まで、加えてノンパラメトリック推定を少々という、非常にハードな「ガッツリノメマシマシ系(世界共通の憎きコアノメ)」でございます。ところが、世の中の名だたる計量経済学者の皆様は、当然のようにこれらをclosed bookでツラツラと説明できるらしいのです。出家でもしてるんでしょうか。僕の心は俗世で汚れまくっているので、ぜひとも徳を積んで(訳:毎晩泣きながら勉強して)偉大な計量経済学者の魂を降霊術で召喚したいところです。なお、副読本として、神戸大の末石先生の「計量経済学 ミクロデータ分析へのいざない」が非常に役立つと思われます。というのも、Core Course相当の内容が200ページほどのコンパクトなサイズにまとめられており、説明も丁寧なのです。筆者は学部4年生のときに(泣きながら)写経をしていた記憶があります。基本的な確率統計・線形代数の知識を補完したい場合は、末石先生の本のAppendixを参照するのもよいですが、早稲田大学の田中久稔先生が書かれた「計量経済学のための数学」が計量経済学に使う道具を網羅的に取り扱っており、非常に役に立つと思われます。実は、筆者はこの田中先生のゼミ出身でして、入ゼミ前に(泣きながら)写経していた経験があります。いやあ、写経って、なんだかんだ効率よく本の内容を身体に叩き込めるんですよ。皆さんも手首を労りながら、お手元に湿布をご用意の上、ぜひ身につけたい本を写経してみませんか?筆者は独特の筆圧とペンの持ち方ゆえに、エコノメを勉強していない間は手がぷるぷる震えて止みません。

とある日の写経の記録


同じくらいキツイ(でも本当に楽しい)のが、月曜4限の「計量経済学2」で、前期の「計量経済学1」の続編ですね。内容はというと、ノンパラメトリック推定・セミパラメトリック推定の理論でして、Li and Racine (2007) を非常に少人数の参加者で輪読するゼミでございます。テキスト自体は行間が少なく読みやすい部類に入ると思います(23ページにわたる正誤表をいちいち参照しなければならないことを除けば)。ノンパラ・セミパラの理論をわかりやすく概観できる素敵な教科書だと思います。僕は西山・人見(2023)『ノン・セミパラメトリック統計解析』末石(2024)『データ駆動型回帰分析 計量経済学と機械学習の融合』なんかをあわせて読みながら毎回のゼミに臨んでいます(末石先生の本がなければコアノメもノンパラも乗り切れないといっても過言ではない)。実は、筆者は因果推論の代表的な手法である「不連続回帰(怪奇)デザイン」に強い関心を持っておりまして、これがノンパラ推定の理論も密接に関わっているんですね。したがって、このゼミに「なあなあ」で参加するのではなく、きちんとcommitしようと思って頑張っているわけなんです。ちなみに、この不連続回帰デザインのお話は、先に紹介した末石(2024)や、最近出版された川口・澤田『因果推論の計量経済学』(通称:恐竜本、Causal InfeREXなど)に詳しく載っています。

話題に上がったついでですが、筆者はこの川口・澤田(2024)を一人寂しく読み進めています(関東では有志による輪読会をやっているらしい)。こちらの恐竜本、色々な方がすでにレビューしていらっしゃるので、ひよっこeconometricianの私があえてレビューするに及ばないのですが、Theory, Application, Codingの3拍子揃った、まさに大学院生が求めている1冊であるように思います。潜在結果アプローチに一貫して依拠しており、この下で無作為化・不連続回帰デザイン・差の差分析を扱っています。あとは、学部レベルの学習ではどうしても手薄になりがちな、「識別」や「仮説検定」に関する解説も非常に丁寧でした。全人類にオススメしたい!

早稲田大学 星野先生のTwitterより

追記:早稲田大学の星野先生が、何やら仮説検定に関する新刊を匂わせていらっしゃいます。

とまあ、時間割の話からはやや脱線してしまいましたが、僕の興味関心について紹介させていただきました。ふーんyasuってこんな人なんだなと思っていただければ幸いでございます(^^)

最後まで読んでいただいてありがとうございます!

yasu

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